下書き@ー008
幼なじみの突然の告白にパニック状態の頭をポンポンされる。
告白されたからなのか、今のこの訳のわからない状況のせいなのか、胸が苦しくなり顔が熱くなるのがわかった。
京也
「また明日ね」
ガチャ…ン。
湊人
「………」
また明日って……。
どんな顔で会えばいいんだよ……。
つーかキスされ………。
もぉー…。
ちょー気まじーじゃぁ〜ん…。
どさり。
湊人
「京也…」スゥ…
これはきっと夢で…、
明日になったら…
いつもの京也に…。
湊人はベッドに倒れ込んでそのまま眠りに落ちた。
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【直江邸】
京也
「ただいま帰りました」
?
来客中か?
京也
「……」
???
「…ですから、何度もお伝えしている通り、親御様からいくら頼まれましても了承する事は出来ません」
靖臣(やすおみ)
「何故です」
客間からは父親の靖臣と客と思われる若い男の声がしている。
すらっ。
京也
「失礼します。ただいま帰りました」
靖臣
「…あぁ。帰ったか」
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