下書き@ー004

湊人
「…どうせオレはバカですよ」ツーン

美鈴
「くだらない事でへそ曲げてないでやれる事やりなさいよ」


ムカッ。


湊人
「くだらないってなんだよ」

美鈴
「必要最低限やってれば説教なんてされずに済むのをしないんだからくだらないでしょう。いちいち私に八つ当たりしないで」

湊人
「…なぁ…オレは京也といっしょにいたらメーワク?」

美鈴
「なんで?」

湊人
「だっていつも"京也に近寄るな"って言われるから…」


美鈴はため息をつくと湊人の方へ体を向ける。


美鈴
「やっぱりどうしようもない馬鹿ね」ハァ

湊人
「なっ…!」

美鈴
「見た目が馬鹿そうでも中身が並なら呼び出されないわよ。なのに中身まで見たまま馬鹿だから呼び出されるのよ。馬鹿が移ると大変だって」

湊人
「!?」グッサーッ

美鈴
「京也と一緒に居たいなら最低限の事はしなさい。わかった?」



最低限っつったって…。


京也は特進クラスだぞ…。


無理だろ…。



湊人が諦め顔で天井を見上げていると突然顔を覗き込まれる。

驚いた湊人は派手な音を立てて椅子ごと後ろにひっくり返った。


湊人
「…っテェ〜;;;」ウァァ…

京也
「ごめん。そんなにびっくりすると思わなかったから」

 


[ 4/31 ]

|


し お り を 挟 む

ペ ー ジ 一 覧 に 戻 る

も く じ に 戻 る


←Novel

×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -