ガゼル視点





















プロミネンスの練習試合を見た


どこまで力があるか、という確認も確かにあったが、
それ以上にあいつが見たかったからだ。










(…?!今バーンの奴、シュートを外した!!)


あいつにミスなど、珍しいじゃないか。


だがチームは焦って崩れることなく試合は続く。
この試合はガゼルにとって想像以上に
プロミネンスの力を思い知らされた











正直、焦った
これは互角か、もしかしたらそれ以上の
レベルだってありえる、


と思ってしまった







そんな自分に腹がたち、
そう思ってしまったバーンにたいする
苛立ちも募った。







と、その時偶然にもバーンと会ってしまった。


(ああ、タイミングが悪い…)





私は無性に苛々していた、
だからあんなこと口にだしてしまったんだ






「よぉ!おつか…」


バーンが笑顔で一言。「おつかれ」
言い終える前に口が動いた


「貴様、さっきアトミックフレア外しただろう」


我なから厭味ったらしい


「、なんで知ってんだよ…」

「ちょっと観戦してたのさ。プロミネンスの力がどれくらいか、と思ってね」


嘘。まあそ
れもあったが、

「…」


「だがたいしたことないな。まあ貴様がキャプテンならこれくらいだろうな、」


嘘。
私の悪い癖
今回は強く出てしまった

言い過ぎだ…と思った頃には目の前に
悲しい表情をしたあいつの顔…


と思ったが一瞬にして表情は一変し、
みるみる憎しみが篭った表情に変わっていった



「てめぇ…いわせてやりゃあ!!いい加減にしろよ!!!」


「事実だ」


ああ、口車が止まらない
これは、私にとっての焦り、という証拠だ。

私は焦っている
こいつの前ではクールに振る舞えない、


これが、私が恋心を抱いている私の反応なのだろうか??








「てめえなんか、だいっきらいだ!!顔も見たくねぇ」
















時が…止まった気がした
ようやく正気に戻った私




涙が流れた

<ごめん、>


心の中では何度何度も呟いてるのに
決して口からは出てこない言葉。



私の横を足速と去るあいつ
私の顔も、見なかった。




























(私はただ、唇を噛み締めて泣くしか出来なかった)






……………………………*



せつなっっ…
見事なすれ違いです(゜゜;)



この後、ガゼルはバーンの部屋の前に
フルーツバスケットを持っていって
一言、




「ごめん、」










…もしかしたら続く、かも(^p^)


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