「す…涼しい」
「ああ、気持ちーなあ」
二人は北海道に無事到着。
まあ俺は吐き気が半端なかったが。
今は夏。とても快適な温度だ
その後も沢山の 場所へ行った
最高の一日になった。
そして、今絶景の夜景スポットに来ている
二人、しずか。
薄暗いしなにもきこえない
だがその中でちらちら見える周りに咲き誇った花たちは
とてもとても、美しかった
ああ、ほら
(目が慣れてきただろう?)
「風介」
「ここは絶景だな。とても気分がいい。」
「風介、」
「ああ、あの青い花はとても綺麗だ星空もすごくきれいだ……あ、っふ、、」
わかっている。風介が照れ隠しでしきっきりに会話しようとしていることも
薄暗くてよく見えないが、風介の顔が
隣に咲いている真っ赤な薔薇のように赤い
ことも。
わかっている。
何もかも
だからまだ喋ろうとする小さくて可愛いその唇にキスを落とした。
とても、優しいキス−…、
「は…晴、矢…?」
驚く風介の耳元で一言、
「HAPPY BIRTHDAY」
時計の針が12時を超えた
風介が「あ…!」と声を漏らした
……………………*
―…じわぁっ
「………う、ぐすっ、」
「お、おい…風介?!ごめん、泣くなって…」
(キスされたからか…?!やっぱ嫌だったのか…?!)
「謝る事はない…う、うっ…れしかったんだ…」
ひっくひっくといいながら一生懸命喋る風介。
(ああ・・・・もう 本当に/マジで、、、)
「「愛しているよ」」
(ああ、私には君が必要だ)
(ああ、俺はお前が欲しい)