エロ注意/R‐15/バンガゼ







「あっちぃぃ…」


「黙れお前の声聞いてるだけで体内から暑くなる。」


「んだよ、もしかして煽り??」

バーンが静かに怪しい笑みを零す




「・・・ちょーしにのるな万年発情期め。」 


とかいってるが実際ガゼルの顔は暑さのせいか
ほんのり火照っている


「顔赤いぜ??たまには素直に…」

「煩い!!」



と、読んでいたぶ厚い本を思いっきり投げつけてきた。




「いってぇ!!!!!ってめぇ・・・!!」

「煩くして変なことばかり考えているバーンが悪い。」



と、冷たく言い放ち、家を出て行ってしまった。



(ちくしょう・・・なんなんだよ、あいつ…)








バーンはじっと、ガゼルが投げつけてきた本を睨んだ。

















また、やってしまった
本当は、こんなつもりではないのに
ついつい行動にでてしまう。

もうパターン化してしまってるがな。



本当は好きだ、あいつのこと
いとしくてたまらない

だが、プライドを高くしていままで自分を守ってきた
今更…


(はあ…)
とため息をつき、見なれた地元をぶらぶらと歩く。

発情期はどっちだろうか。




と、考えてるとだんだん罪悪感が募ってきた

(本、投げつけて怒っているんだろうな…お詫びでもしようか)


と考え、近くのケーキ屋さんに通い、自分の大好きな
苺のショートケーキを買う。


もちろん、自分の分もちゃんとある。
















――ガチャ、








「ただいまー。」


と一言いい、目を疑った。



「おぅ、何してたんだよ。」



どうやらそんなに怒っていないようだ。
少し安心する。だが…








「ば…バーンが本を読んでいる、、、。」







しかもその本はガゼルが投げつけた、ぶ厚く長い
ストーリーが綴ってある、本。

いつもゲームか漫画しか読まないのに・・・・







「…どういう風の吹きまわしだ?」


「あ?別にいーだろ、俺がなにをしても。」


「それはそうだが・・・」


「んにしてもつまんねー本だよなあ。よく読めるよな、お前。」


「ふん、お前とは頭の構造が違うからな。」











――ま た 、 言 っ て し ま っ た











また喧嘩がはじまる、というのは誰もが予想した。
このパターンは何回も体験済みだ。


だが、ふとバーンを見ると、とてつもなく優しい、








優しい表情をして笑った。






――――どきり、






私の心が鳴った、これが、トキメキというやつか…






「素直になれよ、 ふ う す け 、」



耳元で、低く、低く囁かれる。
ああ、やめてくれ、私はその声に弱いのだから…




ふ、とバーンの顔を見る
不敵に笑っている彼の顔

不覚にも、綺麗だと、思った









「お前の顔、すげー赤いぜ??」

「う、う煩い!!!誰のせいだと思って…」

「俺のせいだろ?」

「・・・・な、」

「ってことは少なからず俺を意識してたって事だろ??」

「…う、」












図星だ、的確に。
何も反論の言葉が頭に浮かんでこなかった






その様子を見たバーンが満足そうに笑う



(もういろいろ恥ずかしくて消えてしまいたい…)








「なら…別にいいよな。」

「・・・?!お…おいまさか、、、」



バーンに押し倒された
この態勢は間違いなく、ヤられる…!







「ま…待て、私はまだ・・・・」

「初めて、か?俺もだから安心しな」


「そういう問題じゃあないだろう!!嫌だ!!嫌だヤだ!!」






思いっきり暴れて暴れて反抗して。
つい、思いっきりバーンを蹴ってしまった

わざとではないのだが…






「・・・・ってぇえ、、、」


「あ…バー、ンすまな……っふ?!」








途端、激しく口づけをされた
歯がぶつかった
バーンの舌が私の口内を掻きまわす


い、、、息…が、、






「ばー…ん、っはあ、、、い…きで、き な…ぁっ、ん」




苦しい苦しい苦しい
バーンはまだ離してくれない



(やばい…意識、が…遠の―…く、)






限界の直前で、やっと私を解放した
とりあえず死ぬ気で酸素を取り込む。







「はッ、てめぇの顔、めっちゃエロい」













キッ、と睨まれたが逆効果だ。ますますそそられる。
ガゼルの口からは、卑猥に唾液が滴り、生理的なのだろう
涙をぽろぽろ流している






(こんな顔見せられて、どう歯止めるんだっつーの、!)





「ば、バーン…はぁ、、貴様後―っで…こ、 ろす…っ」





「っせーよ、」

「っひ…ッ」


「めっちゃ起ってんじゃねーか、体は正直だなァ ん?」




と、ガゼルのモノに触れ、硬さを確かめた後、膝を割って
俺のひざを押しあててやるとガゼルは面白いくらいに喘ぐ


もっと刺激のいくようにガゼルの腕をとって俺のほうへ
引き寄せる







「っ…ぁああっ…んぅ、、くっ…や、やめ…!!!っ・・・・ふあぁああっ?!」










「マジでお前淫乱。宿敵相手に感じるとか…」


ぐりぐりぐり…と引っ張る力と膝で押しつける力を強める








「ああああっ、ば、ば…ん、私・・・おか、しく・・・ぅあっ、っああああっ!!」


「あ?イくのか……?ならイっちまえよ―!!」






























「…マジでイきやがった、、、おもしれぇ」

「…っはあ、し、ぃねぇっ…」










んな顔で言われても全然説得力ねぇよ





「まだそんな口利くのか…?ならその減らず口から甘い言葉が囁かれるまで
たっぷり調教してやるよ」



「・・・・・・・・・・!!」






さあっ、とガゼルの血の気が引く
まだまだ夜は長そうだ…、

























(紅蓮の炎で凍てつく氷を甘くとかしてやる!)
(気持ちが良いなんて…死んでもいうものか!)






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