※ガゼル病みまくり/ちょい暴力描写/ガゼバン
私は愛し方を知らない
好きだから労する?優しくする?
愛する…?
そんなこと、必要ない
…というか、やり方を知らない
「ッてめ、俺が何したってんだよ!!!!」
「…」
「チッ、だんまりかよ!!いい加減に…」
ガッ−ドコッ
ガゼルが思いっきりバーンの腹めがけて蹴る
その威力はFWあって半端じゃあない
「うぅッ…ぐはっ―…」
バーンの口から赤い血が一筋流れる
その風景はもう、絶賛。
ガゼルの口元が自然とあがる
そして静かにその血を舐める
貪る
さらに欲しくなって口の中に舌を捻じ入れる
「うっ・・・ふ、っく、、てんめ…ッ」
―――いい加減にしろ!!!
そろそろ酸素が薄くなってきたにも関わらず
ガゼルが口内を貪るのをやめないので
ガゼルの舌を思いっきり噛んでやった。
「―っ、痛っつ…」
へッ、顔歪めて動揺してやんの。
(ざまあみろ)
ガゼルは反射的に離れる。銀の糸が淫らに
2人をつなぐ、切れる。
「・・・よくもやってくれたな」
ガゼルの眉がいままで以上に吊上がる
ありえないくらい俺を睨む
空気が凍てつく
周りの温度が3度、下がる気がした
ああ、
殺 さ れ る な 。
(こんな奴に殺されてたまるか、!)
ガゼルが俺の首を絞めた
かは・・ッ、と乾いた声が出た
うっすらとぼやける視界のなかで、ガゼルの表情
は、これまでにないくらい――幸せそうだった
ガゼルの細い手首を握る
震え弱い力で握る
俺の口から唾液がだらしなく垂れる
「 」
(最後に伝えられて・・・よかった・・・・。)
冷たく暗い闇に浸食された
舌を噛まれた
ムカついた
お前は私になすがままされてればいい
口のナカに鉄の味が広がる
(ああ、バーンのに比べれば糖度が違いすぎる)
ああ、お前が欲しい、
全て全て全部。
お前が知らない所も ぜ ん ぶ 。
気が付いたら私はバーンの首を絞めていた
苦しそうに歪む顔
口からは、さっきとは違う色が垂れている
ああ、楽しくて、楽しくて 。
そのとき、かすれ震えた、よわよわしい声で、バーンの最後であろう
言葉を聞いた。
私の頬に、絶対零度の滴が一筋、落ちた
(私の手の力が緩んだ。不覚にも、動揺してしまった)
・・・・・・・・・・・・・*
愛を知らないガゼルのお話
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