1月2日

ヴヴ、とバイブ音を立てた携帯を手に取る。ボクなんかに一体誰が電話をかけてくれたんだろう。そう思いながら画面を確認すると、表示されたのはあの人の名前で。

「もしもし、日向クン?ボクなんかにわざわざ電話をかけてくれてありがとう!ところで何か用件があるんだよね?ボクに出来ることなら何でもするよ!さあボクに」

「まずはその更に続きそうなマシンガントークをやめてくれ狛枝!」

「...」

「...別に喋ってくれて構わないんだけど...」

「ありがとう日向クン!」

携帯の向こう側から長いため息が聞こえてきて心配になった。大丈夫かな、何かあったのかな?ため息は良くないよ!ボクが言うのもあれだけど、幸せが逃げるって言われてるしね。そう伝えるとさっきのものよりもとてつもなく長いため息が聞こえてきた。

「」





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