「ボス!!姫はちょっとだけボンゴレ本部に帰りたいでありますっ!!く(・`ω´・ )」

あたしはヴァリアーに来る前はボンゴレ本部にいた。

ヴァリアーはめちゃくちゃ好きだし、ボスには絶賛片思い中だ。


でも、ときたまみんなに会いたくなる時がある。

つな君ちゃんとやってるかなー?とか。
ひばりんはまだクーデレ路線なのかなー?とか。
了平兄ちゃんはあたしの事覚えてるかなー?とか。


「、ボンゴレか。」

「そうでありますっ!く(・`ω´・ )」
「その話し方止めろ。」
「はい、く(・`ω´・ )」
「語尾に変なもんつけるな。」
「う‥、はい。」
く(・`ω´・ ) 


「3日後に迎えに行く。それまでは好きにしろ。」

「あ、ありがとうございますっ!!!」

きゃー。
許可でたし!
しかもボスのお迎え付き!

ちょっと嵐くるんじゃないの。
ってぐらい珍しいかも。



「みんなー!ただいまあああ!!」

とりあえずみんなに会う為にボンゴレ本部に行く。


「あれ、姫ちゃん?久しぶり。」
いつも通り優しげな雰囲気ですっかり10代目っぽくなったつな君。
「くふふ‥綺麗になりましたね姫。」
相変わらず変態なむっくん。
「わぉ、久しぶりだね。」
クーデレ可愛いなぁ、ひばりん。
「お、姫。元気だったか?」
爽やかだなあ山本。オーラがクリアクリーン。
「ちゃおっす。獄寺は今、任務中だ。」
リボーンも元気そうでよかった。獄寺は、また後でも逢えるからいいやー。


みんなが昔のように迎え入れてくれて、昔のように笑ってくれて、昔と同じ様な時間を過ごせてあたしはすごく嬉しかった。

みんなとすごした3日間なんて、1時間ぐらいのように感じ。


あっという間の3日間。
まあ、また来ようと思えばいつでも来れるんだけどね。

「姫、帰るぞ。」

ボスまできてくれちゃってるし。あたしは幸せ者ですっ☆きらん(^_−)−☆


「ザンザスが直々にお迎えか。」
つな君はちょっと意外そうな顔をしてる。
そりゃそうだよね、あたしもびっくりだよ。

「こいつにいじめられたらすぐ僕に言うのですよ。わかりましたね姫。」
なんだかんだで変態骸はあたしの事大事にしてくれてるよね。

「厭、姫は僕が守ってあげる。感謝してね。」
ひばりん〜。ついにデレがでたかっ。可愛いな可愛いよひばりん。

「また来いよ^^」
山本の言葉にはいつも^^がついてる。ってぐらい爽やかっ。また来ますでありますっ!く(・`ω´・ )

「そうだな!極限にまた来いよ!」
了平にいちゃああああああんアイスちょうだいいいい(何故)

「10代目も待ってくださってるんだから、たまには顔だせよ。」
獄寺も大人になったなあ(しみじみ)



「挨拶はすんだか、カスども。」

迎えに来てくれても、相変わらずのボス。

「ザンザス、姫をよろしくね。」

最後につな君がそう言ってくれて、あたしはまた来る約束をし、ボスの車の助手席に乗り込んだ。



もちろん車の中は沈黙。
でも、ボスとの沈黙はすごく心地いい。
そんな沈黙をやぶったのはボスの方だった。




「お前は随分大事にされてんだな。」

運転しながらの横顔は、いつもよりかっこよさ2割増し。


「あー、ボンゴレのみんなにですか。」

そうですね、わりと。
よく考えてみるとなんだかんだで、みんなあたしの事、大切にしてくれてる気がする。


ボスはあたしの返答を聞き、しばらくしてからまた口を開いた。




「それ以上に大事にしてやるから、」


‥俺のもんになれ。





こっちも見ずにそう言い放つボスに
あたしはもうすでに恋に落ちてるの。




そうだ、ボンゴレに遊びに行こう。



(かなりのギャグ路線。)
(たまにはふざけないとね。)



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