「あ、ディーノじゃん!!久しぶりっ!!」

「おー、姫ちゃん!とヴァリアーのボスさん。」

なんだこいつ。
へらへらしやがって。

なんでよりによって、姫と久しぶりに来れたバーにディーノとかいう奴がいるんだよ。
うぜえな。


「ねえボス。ディーノも一緒に呑んでいいよね?久しぶりだしっ!」

「あ?」

なんでこいつと一緒に飲まなきゃいけねえんだよ、カスが。

「ね?ボスううー。あたし、ボスと久しぶりにこうゆうところ来れて嬉しいよ。でも、」

頼んだカクテルを待ちながら、姫は必死に俺を説得し始めた。

「せっかくディーノも来てるんだし!」


「…勝手にしろ。俺は別のところに行く。」

「ええー…ボスいないと駄目だよ。」

こいつはちょいちょい可愛い事を言ってくるから困る。
が、気分を害した事に変わりはない。


「姫ちゃん、無理しないで。俺は全然いいから。また会えばいいだけだし。今回は2人で呑みなよ?」

このカスが爽やか笑顔で言ってくるセリフが鬱陶しい。

めんどくせえな、


「えええ…でも、」

「妬いてるんだろ、ザンザス。」


はっ。



この跳ね馬。
カスか、こいつ。


「そんなことするわけないよ、ボスだし、それにディ「おい、跳ね馬。」

このカスには一回分からせといてやんねえとだめだな。






「勘違いするなよ。

姫は俺の物だ。

嫉妬する理由すらねえ。」




さて問題です。
(この瞬間に照れるのは誰でしょう。)
(はい、姫ちゃん。)
(間違いなくあたしです。)





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