前略。
今は亡きご先祖様へ。

貴方の残した血は時代を幾千にも跨ぎながら、俺という後継者を誕生させました。
貴方の名前に恥じぬよう、幼い頃から辛く厳しい修業を日々重ね、数多の試練を乗り越え、数え切れぬ程の血と汗と涙を流して参りました。
逃げ出したくなる日もありました。
生まれて来なければ良かったと、貴方の血を憎んだ日もありました。
そうして緩やかに年月は過ぎ去り、俺は仕えるべき主君に出会うことが出来たのです。
貴方の血を受け継いだこの体で主をお守りし、やがて主は俺にとって更に特別な存在となりました。
貴方の血を受け継いだこの体で今は主を愛しています。
主は私を求め、愛して下さいます。
貴方の血から始まった運命の連鎖。
これほどまでに貴方の血に喜びを感じたことはありません。
この嬉々とした気持ちは一体誰に伝えれば良いのでしょうか?


湯上がりに 肌を重ねて いと恋し

淫らな主 鼻血溢れん


草々。





マシンガンの多大なる破壊力を、何の装備もなしに受け止めてしまったことに俺は激しく後悔した。


「―――あああっ!」


誘われるがまま、俺は会長の腰を掴んで勢いよくペニスを挿入した。
そのまま激しく抽送を繰り返し、ペニスの高ぶりを会長の最奥へ何度も何度も打ち付ける。
エロい。エロ過ぎた。
まさかの露骨なおねだりに下半身は止まらず、ペニスはぐんぐんと勃起を続けている。


「あっあっあっ!ああっ!ああーっ!」
「は、はあ、あっ、会長っ……エロいっ……ですっ……」
「あっ……キリっ、激しっ……すご……っ、あ、あっ、あっあっ!」


グチュグチュグチュと、結合部からは粘着質な音が響く。
先程まで萎えていたのが嘘みたいに、俺のペニスは固く、太く変化し、会長のアナルはそんな勃起したペニスを嬉しそうにくわえ込んで、柔らかな肉壁でキュウキュウと絡み付いてくる。
淫らに乱れまくっている会長に涙と鼻血が溢れそうだ。これは夢ですか?いいえ、現実です。無意味な自問自答は俺の中の支配欲が満たされているのを映し出す。
会長がこんなに淫らになっているのは紛れも無く自分のせいで、普段は誠実な分、そのギャップがまた凄まじい。
改めて結合部を見やると、自分のペニスが会長を犯しているのが視界から鮮明に伝わり、その淫らさに興奮が止まらない。下半身の速度が更に増していく。


「あああっ!ああーっ!おちんちんっ……おっきぃ……!」
「んっ……!かいちょう、も、煽らないで、下さっ……!」
「んやぁっ!またっ……おっきく、……なんでっ……?あっあ、あっ!」
「あなたのせいですよ……!」


何とか理性を保とうにも、天然の前には無意味でしかない。
既に会長は快楽に溺れ、身を預けているし、それならひとり理性を保っていても仕方ないだろう。
よし。
無駄な足掻きはもうやめようじゃないか。そして言わせてもらう。

理性?何それおいしいの?


「ああーっ!あ、ああっ!激しいっ!だめぇ……!おちんちん激しいぃっ!」
「あっ……、んっ、かい、ちょ……!」
「キリぃっ……キリぃっ!おちんちん、きもちいっ……!はぁ、あ、あん!」


会長の消え入りそうな甲高い喘ぎ声、グチュグチュグチュと鳴り止まない水音、それを纏った体がぶつかり合う音、
そして視界に映るしなやかな裸体と、愛液でしとどな結合部が次第に絶頂を導きだす。


「も、だめっ……、っイク……!」
「ああっ、おれも……イきそう、です……!はっ、ぁ、あ……」


後は本能のままに、快楽と解放を求め合った。


「あああっ!キリっ!キリのおちんちんでっ、イクぅっ!あっ、あっ、あっ!」
「かいちょうっ、イきますっ……!かいちょうの、ナカにっ……!」
「うんっ……出してっ……!あっああっ!」
「っ……!かいちょうっ!イクっ!」
「あ、あ、あ!イクぅ……、……ぁあああっ!」
「あ、ああっ……!」



訪れた解放に、俺は会長の腰を思い切り引き寄せるのと同時に自分の腰をグッと押し付け、最奥に届くようペニスを打ち付けて動きを止めた。
その際タイミングが合って、俺と会長は互いに絶頂を迎え、勢いよく精液を放出した。


「あっ……あっ……、あ、つい……あ、ぁあ……ぁぁ……」


射精している間、会長は小刻みに痙攣し、そのたびにきゅっ、きゅっと締まる肉壁が気持ちよくて、隙間がなくなるくらい強く陰部を密着させ、その余韻を味わう。

しばらく会長の腰を支配し、お互いの呼吸が整いだしたところで会長のナカからヌルンとペニスを抜き取った。
その際、掻き出された真っ白な精液が会長のアナルを汚し、更には太ももを伝い始めたため、あまりに卑猥な映像に息をのんだ。
会長は力が抜けたようで、そのまま横向きにパタンと倒れ、深い呼吸を繰り返している。
そんな会長をずっと見つめていると、俺の視線に気づいた会長は上半身だけ仰向けになって、ゆっくりと俺に腕を伸ばした。


「……抱っこ」


なんて可愛らしいのだろう。鼻血が出そうだ。
だけど残念なことに下半身が非常に卑猥。上半身だけみたらとっても無垢なお姿なのに。
一体何なんだこのギャップはと思いつつ、言われるがまま腕をひいて上半身を起こす。
ぎゅっと抱きしめると、会長はもぞもぞと俺の両肩に緩く手を置いて、額、まぶた、頬、鼻先、唇、あごと、顔中の至るところにバードキスの雨をたくさん降らせた。
結構いい感じのまったり感。
更に会長はキスの合間にトロンとした瞳でこれまたトロンと微笑むから愛くるしくて仕方ない。
あまりに汚れのない天使のようなその表情に罪悪感にも似た胸のときめきを覚えてしまう。

何かすみませんね会長。俺はこんなにも真っ白なあなたを真っ赤にさせて俺の赤黒いもんでめちゃくちゃに犯したあげく真っ白なもん中出ししちゃいました。
なんつって。

何とも下劣な思考が働き、おいおいと自分突っ込みを施した瞬間―――、


「……えっ…………?」


視界に映ったのは会長と最近見慣れ始めた部屋の天井。そして背中には柔らかなベッドの感触が。


(………あれっ………?)


急な展開に呆然としつつ、何とか焦点を会長に合わせると、何ともまあ妖艶な笑みを浮かべて俺を見下ろしていらっしゃった。

あれ?ついさっきの天使のようなあなたはいずこ?


「……会長?」
「第2ラウンドだ」
「えっ?」
「今夜はイキまくろうと言ったのは君だろう?」


そして会長はゆるゆると俺のペニスを扱きだした。誰よりも素直な俺の息子は照れ隠しをすることもせず、その喜びを体いっぱい使って表現する。
真っ直ぐで可愛い奴だ。見た目は結構グロいけど。


「あっ……あ……ん……」
「ふふ。いい子だ。後は僕のナカでたんと大きくなるがいい」


そして会長は俺のペニスを左手で固定して、ゆっくりと自身のナカへ挿入していった。


「あっ……ん、ああ……」
「……っかいちょう……!」


会長はすべてをくわえ込むと一旦呼吸を整えて、俺に向けて今度は欲にまみれたトロンとした笑顔を見せた。


「キリっ……、おちんちん、きもち、いい……」
「…………!」
「……んっ、あ……、おっきく、なった……」





―――ただ、聞いてみたかっただけなんだ。
会長の口から、「気持ちいい」って紡がれる言葉を。

それが何だ?何だこの展開?かなり凄くね?


「あっ……!あ、あっあっ……」
「……かいちょうっ……」
「あ、……はんっ……ねぇっ、キリ、きもち、い……?」
「…………たまんねっす……」


そりゃあもう。鼻血が出そうなくらいですよ。

俺は会長の淫らな扉のめちゃくちゃ難解な鍵を解読することに成功した。
でも扉を開いて踏み入ることを許してくれたと思ったら、今度は逆に閉じ込められて、扉に南京錠をかけられてしまったみたい。甘くて淫らな軟禁状態だ。
鍵を外すか否か、つまり今夜の運命は、今俺の上で淫らに腰を揺らしている会長にすべて委ねられてしまったということ。
この状態から察すると、きっとすぐには終わらない。会長が鍵を外して扉を開く頃には、一緒に眩しい朝日が隙間から差し込んでくるのだろう。
まあそれまで会長とふたり、ひとつになって、淫らに乱れて甘い快楽に溺れるっていうのも悪くないし、ていうかむしろ大歓迎。待ってました。
若いもので、体力も気力も精力も十分。不安も不満も微塵もないし。


ただ―――、


「あっ……あっ!あんっ……あんっ!」
「かいちょうっ……!あ、ぁあ……」
「キリ、好きっ。……今夜は、……ふたりで、いっぱいイこうっ……?」


そろそろ鼻血出してもいいですかね?





fin





下品な話。
椿ちゃん淫乱過ぎるよ。
やり過ぎた\(^O^)/
そしてキリたんがどうしてもヘタレになる。
つかキリたん喘ぎ過ぎじゃね?とか思った方もいるでしょうがそれはにと里がヘタレなタチが喘いじゃうのが好きだからなのでゲス。





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