2012/09/01 02:16
あ、ダメだ
自覚した途端に体のだるさは増して、膝下がガクガクと痙攣を始める。保健体育の教師が「乳酸菌は腹にええけど、乳酸は疲労物質やから間違わんといてな」と説明していたのを思い出した。ああ、先生、今まさに大腿筋に乳酸が過剰分泌しとるよ。なんて感覚だけの意味不明なこと言い残して意識が飛びそうだった。ぐわんと急な視界の動きに目ん玉ひんむいてんと違うか、とかぼんやりとした思考が細い線になってぷっつりと切れるのを感じた。
最近は熱中症対策で企業側の努力っていうものをCMに感じたりするもので、水分補給を訴えてた飲料水のCMがあっちもこっちもミネラルとうたっている。その声が麦茶の落語家の声やったり、青いスポーツ飲料の誰ともわからんけどよく聞いてる気もするナレーションの声やったり、熊の太い声やったり、いくつも重なって迫ってくるものだからあまりの迫力に思わず跳ね起きていた。
「……え?」
首を振る扇風機の気休めのような断続的な緩い風が吹く保健室。そのソファーとも言えぬ長椅子に横たわっていたのだろう、跳ね起きた拍子に床に落ちた。
もう無理!
いい加減更新しゃーサーセン!!
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