chloe







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段ボールの家
2012/08/20 01:14


オレの覚えているかぎり一番古い記憶は汗と土の匂い、それから暑い夏の日だったことだけだ
何をしていたとかどこに誰といたのかもわからない
その記憶に身体の感覚はほとんどない
土の影と青かった空とが滲んだ写真のようにいつも頭に浮かぶ
汗と土の匂いも、いつからかそう感じたという事実としてだけ転がって、匂いを思い起こすことはできない
小学生の絵日記のように切り抜かれた断片が一番古い記憶
次に出てくるのは金髪の少年
顔をくしゃくしゃに歪めて、怒ったように眉間にしわを寄せて笑う
彼に手を引かれて走ったホールや廊下、すのこのカタカタ鳴るガラス戸の出口を抜けて、セミの鳴き声が耳の奥に残る
一番古い記憶はいつのことかまったくわからないけれど、あの景色と彼がとてもよく馴染むから、きっと同じ頃なんだと思っている
すると一番古い記憶が五年ほど前のものということになった
彼、謙也さんと出会って五度目の夏が来る




すいません
今回のはホントわかりづらいまとまりがない
てか、文章の書き方わからんくなってきた
前に犬がテンを育てるみたいなエピソードかわいいなぁ、っぽい話してて、そこから何がどうしてだかこうなりました

微妙にある設定
光謙はなんか施設っこみたいな
光は8才で身寄りなくして施設に来たんですが来る以前の記憶がすっぽりなくなってる
その後いろいろあって謙也さんに懐いて後ろついて回るみたいな
謙也は施設に来てから馴染めない光に餌付けしたりで飼い馴らしちゃったと思ってて
光は一番最初に安全?安心?を認識した人みたいなあれで、うん
それでまあ、中学生になって、まぁ、あれですよ
光くんのルーツについてちらほらわかったり事件になったり光謙がひっちゃかめっちゃかするそんなイメージで
元?が犬♀とテンだからなんか、うん、母性本能がって話だったんだけど、光謙ちゃんではそんな話ではないので、まあ、親とかそんなんとちゃうよっていう謙也さんからの拒絶?というか、その、うん、まあ、なんとなく、そんな感じです


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