そりゃあね、そんな刃物振り回してたら怪我人も出れば死ぬ人だって出るだろうよ。

だけど彼是わたしたちが此処へ来てから2ヶ月くらい、そんな血塗られるような日々は訪れていない。

というか、正直な気持ちとしては流石に目の前でそんな抗争、ううん、目の前じゃなくてもみんなが血塗れになって帰ってくるなんてちょっと嫌だ。

討入りとかさ、それが新選組としての仕事だと解ってるよ、だけど正直嫌だよね、小心者のわたしはおしっこチビってその場から動けなくなるだろう。

目の前でそんな抗争があったらきっと、押入れの物陰に隠れて誰かが助けに来てくれるまでやり過ごすに決まってる。

一緒に戦う?馬鹿言うんじゃありません!わたしはどちらかというと現代では戦う女の子だった、だからこう言うの、夢なんか見るもんじゃないと。

部活動でも剣道やってたし、街の道場でもやっていたし、正直今でも偶にふらっと遊びに行って稽古に混ぜて貰ったりしている。

はっきり言う、剣道歴何年とかマジ関係ないから、全国大会行ったとかマジで関係ないから。

武道とは神聖なものであるけれど、この時代の人と比べたら所詮、争いのない平和な時代に生まれてきた人間の伝統を学ぶというお遊びでしかない。

真剣に練習して真剣に学ぶことにお遊びと言ってるんじゃない、ただそこに掛けるものが違うんだ。

強くなければ国も人もあまつさえ自分すらも護れない、そういう中で生きている人たちの剣の腕。

それが、たかが部活動とか道場でやってましたなんていう小娘のレベルに沿うはずがない。

少し前、総ちゃんがいつも遊んであげている子供たちとチャンバラをして遊んでいたときに斎藤さんに言われた、あんたは剣術をやっていただろうと。

構えもしていなかったのに何でバレたのかは解らないけれど、やっていましたと素直に言えば総ちゃんの口角がニヤリと弧を描いて。

それに気が付かずに僕と遊ぼうよと言われ、特に何の考えもなしに遊びだと竹刀を交えたらとんでもないことになった。

まだ忘れない、あの柄を握る手から肘に掛けて麻痺させられるような打ち込みも、暫く左手がうまく動かせなかった感覚も。

剣道は左手が軸になる、右手を前に左手を柄尻に、バスケットの左手は添えるだけじゃないけれど右手は基本、支えだ。

試合のときなんか夢中になればそんなもの忘れがちでどちらの手にもガッチガチに力が入ってしまうのだけど、忘れると柔軟性を無くす。

これは遊びで試合でも何でもないんだからと気を抜いたのが良かったんだ、竹刀そのものを吹っ飛ばされそうになったけれど寸でのところで左手が踏ん張ってくれた。

だけど思い出してもぞっとする、あのまま右手にも下手に力を入れていたらお箸を持つことすらままならなかったと思う。

それくらい総ちゃんの打ち込みは相当なものだった、顔は酷く笑っていたというのにあんな打ち込みするなんて、あの人は本当に曲者だと思う。

ふっと思い出すのはニヤリと笑う総ちゃんの顔、そういえば今日は朝餉以降彼の姿を見ていない。

どうしよう、こういうときに限って恐ろしいオチを持ってきてくれるのは総ちゃんな気がしてならないんだけど。

っていうか、作者ホントマジでいい加減にさ、こんな話引き伸ばして一体何がしたいの?どうしてわたしを厠に行かせてくれないの?

ほんの5分、いや、10分は掛かるかもしれないけれどさ、その10分間作者権限でみんなの動きをストップさせてくれたっていいじゃない。

大体ぶっちゃけた話剣道の話とかいらないわけじゃん、わたしからしてみればどうしてそうなったって気持ちだ。

そう思うと同時、総ちゃんの笑みを思い出しての恐怖なのか、それとも厠に行けないストレスなのか、はたまた作者の策略なのか。

ぎゅるぎゅると喩え難いほどの痛みが下腹部の臓器を駆け巡って、わたしは一度歩く脚を止めると静かに壁に寄り掛かった。



「も……も、げんか…」



最後まで言い切りそうになってブンと首を振ったのは、口にすると本当に耐えられなくなりそうだからだ。

それから腹を押さえる震える手に視線を遣ると思い出したのは、あの時の腕の痺れ。

確かにあのときは結構辛かった、総ちゃんってば信じらんないと身体がワナワナと震えたものだ、そう今のこの腕のように。

だけどそんな辛さよりもぶっちゃけ10倍は今このケツの孔が辛い、もう肛門とか綺麗な言葉すらも出てこないくらいに。

もしかして本当はあのとき辛かったけど耐えられたんだから今度も耐えてみよという、そういうことなのか?

いやいや、むりむりむり、言っとくけど生理現象は抑えること出来ないからね!もしかしたら要らない布を探すついでに瓶のコルクみたいなものまで探しちゃうかもしれない。

え?それをどうするかって?決まってるじゃない、それで蓋をすれば…………わたし、何暴走してんの。

そんなもので蓋をする暇があるなら厠へ行った方が遥かに早いし、こんなところでハアハア苦しんでいる暇があったらさっさと布を探して来よう。

そう思ったときだった、バサリと耳に布を舞わせる衣擦れの音が聞こえたのは。

ゆっくりと壁を伝いながら角を曲がって、それから庭先へと顔をひょっこり出すとそこには非番では決してないだろうザキさんがいた。

物干し場を簡易的に作ったのだろうか、少し頼りなさ気な木を組み合わせて作ったそれに大量の白い布を次々と掛けていく。

そんな彼の後姿を見た瞬間、わたしは何も考えることなく倒れるようにその場に突っ伏して、それからか細い奇声を上げて彼の名を呼んだ。



「ザ、ザキさん!ザキさあああん!」

「……はぁ…みうこくんか」

「凄いや、ザキさん後ろに眼でも付いてるんですか」

「俺のことをザキさんと呼ぶのは君ともえこくんだけだろう?」



どうして山を付けてくれないのだ、そんな風に溜息を吐きながら言葉を零すザキさんは特に廊下に這い蹲っているわたしに見向きもせず、大量の白い布を桶から手に取りパンと皺を伸ばして木に掛けていく。

見遣ればひとつの桶には水に浸され洗われただろうと思われる布、それからもうひとつの桶には何も浸っていない乾いているだろう布。

そういえばザキさんは治療の際に必要になるからと、この間も綺麗に洗濯した布を沢山日干ししていたっけ。

途中で実はこんなことをしている暇なはないのだと言いながらわたしともえこに押し付けて言ったけれど、もしかしてこれってそれじゃないのだろうか。

要らない布ではない、斎藤さんは要らない布だと言った、だけど今は布であるのならばもう濡れているのと乾いているの、どちらも一度に手に入るこの機を逃すわけには行かなかった。



「ザキさん、緊急です。あの、斎藤さんが濡れた手拭いと乾いた手拭いを欲しいそうなんですが、それ、貰ってったらダメですか?っていうか、ください」

「……斎藤組長が?」

「はい、持ってきてくれと頼まれたんです。だからください!ください!」



大事なことなので3回言いました状態のわたしの切羽の詰まりように、ザキさんがさり気なくドン退いている気がするのは否めない。

だけど今はドン退かれても構わない、この決壊しそうなケツの孔のATフィールドが護れるのならばザキさんに退かれるくらいどうってことはない。

わたしはもう一度、斎藤さんからなので急いで2、3枚ぺろっとくださいと、さり気なく斎藤さんの名前を強調して口を開いた。

そうすれば、組長の命ならば急がねばと焦って桶から3枚ほど手拭いを持ち上げ、軽く水切りをしてくれるザキさん。

嘘は吐いて居ない、本当に斎藤さんからの頼みだ、それは要らない布では決してないだろうけれどもうこの際、濡れているのと乾いている布の2種類あればいいでしょう!

何よりもこんなにも早く目的のものが手に入った、これでもう一度戻って猛ダッシュすればわたしはこの苦しみから解放される。

そう思ってまだ、這い蹲った床に寝そべりながらザキさんを見ていると、彼は乾いた手拭いを手にする前に一度わたしに振り向いて言葉を漏らした。



「すまないが、俺もこんなことをしている場合ではない。その、斎藤組長の用が終わったらでいい、残りを干しておいてはくれないか?」

「その桶に入っているのを全部でいいですか?乾いた方はいいですか?」

「乾いた方は取り込んだ方だ、今日は天気がいいし風もある。だから、夜までには乾くと思うのだ。頼めるだろうか?」

「おっけ!全然やります!」



すまないが頼む、そう言いながら乾いた手拭いの入っている桶に手を伸ばすザキさんを見遣りながら、わたしはそんなもの、厠に行った後で良ければ幾らでもやっちゃうよと深い溜息を吐く。

同時に少しだけ空気が抜けた所為か、入れ替わった所為か、少しだけお腹の痛みが柔らんだ気がして。

ああ、これなら何とか、本当に何とか脱糞夢主は免れる、そう思ってゆっくりと視線を上げ、両方の手拭いを持ってザキさんがわたしの方へと向かってくるのを見遣った瞬間だった。

あっ!というザキさんの声、それから何かと思う間もなく背中に何かが圧し掛かる重圧を感じて、



「ぃひゃぁああ……っ」

「みうこちゃん、何死んだ蛙みたいに這い蹲ってるの?」



確認するまでもない、総ちゃんだ!魔王だ!魔王が降臨なさった!

降臨なさっただけでは飽き足らず、廊下に這い蹲っているわたしの腰の真上を事もあろうか片脚で踏み潰してくださっている。

その力は決して体重を掛けられては居ない、だけど今のわたしにはそれすらも刀を向けられ今にも殺されそうになっている感じだ。

っていうか、出るぅうううう!出ちゃうううう!ダメぇええええ!そんなとこ踏んだらぶりって出ちゃううううう!

だけどそんな一言も出せないわたしはただ只管這い蹲っている床をバンバンと叩くだけで、呻き声を上げるしかなかった。

ダメだ、こんなところで負けたら今まで苦労してきたものが全て水の泡になる。

恥を忍んでおしっこ限界なんでその脚を退けてその手拭いを斎藤さんに届けてと叫んで、それから真っ直ぐ目の前にある厠に飛び込めば楽になれるだろうか。

いいや、なれない、絶対に総ちゃんの口角を上げるだけで楽になんかなれない。

それどころかその瞬間からうんこ漏れちゃうネタでずっと強請られるんだ、そうだ、そうに決まってる!



「重い重い重いっ!総ちゃ…」

「そう?そんなに体重掛けてるつもりはないんだけど」

「い、今……お腹が痛くて…」

「ふうん……月の物が来てるの?それとも便秘?」



言いながら脚の力を徐々に込めていく総ちゃんは意地悪だ、マジで嫌いになりそうなくらいの破壊力だ。

折角大腸の神様が怒りをお沈めくださっているというのに、それを温いと言わんばかりに逆鱗に触れようとする総ちゃんは豆腐の角に頭ぶつけて死ねばいいのに。

だけど神様はわたしを見放さなかった、今日は目の前に大天使ザキエルがいらっしゃることを忘れてはならない。



「沖田組長、相手は女の子です。それを脚で踏み付けるなど」



言いながら廊下にわたしに渡す分の手拭いを静かに置くと、空いた手でわたしの身体に圧し掛かっている総ちゃんの膝を指差し退けるようにジェスチャーをする。

ザキさああああん!ザキさんマジ天使!ごめんね、いつも何でそんな襟足だけ長いの?プロゴルフファージャンボは末裔なの?とか襟足引っ張ってごめんね、ザキさあああん!

わたし、今度ザキさんに溜まった雑用片っ端からお手伝いするよう!お買い物はひとりじゃ行けないけど、医療道具の消毒とかも率先して手伝うよう!

だからお願い、この上の魔王を大天使の力で剥ぎ取ってわたしを助けてぇええええ!

半分涙目、ただ涙が零れないだけというその哀願の眼で彼を見上げれば、ほら困っているじゃないですかと総ちゃんに抗議の言葉を投げ掛ける。

その言葉を聞いてちらりとわたしを見遣ると総ちゃんは、それが本当だと解るとひとつ深く呼吸を吐き出して肩を竦め、



「つまらないなぁ、冗談なのに」

「冗談でやっていいことと悪いことがあります」

「山崎くんは冗談が通じないよね、本当につまらないなぁ」

「つまらなくて結構、みうこくん、大丈夫か?」

「う、うぅ…ザキエルぅ」

「ザ…ザキエル?」



わたしは今、本気で泣きそうだ、ザキエルの助けも嬉しいけれどホントのことを言うと少しだけ空気が漏れてしまった気がする。

臭くないだろうか、今この場が臭くないだろうか、泣きそうになっているお陰で鼻水が出てきてうまく臭いを嗅ぎ取れない。

つまらないと零すと同時に脚を退けてくれた総ちゃんは、そんな本気で泣かなくたっていいじゃないと面倒そうに頭を掻いて小さく溜息を漏らす。

すっと差し出されたザキさんの手を借りてゆっくりと座ってみるけれど、どうにもお腹がごろごろと鳴り出して、わたしは居た堪れなくなり衣擦れの音を出して誤魔化すためにわざとその場でアタフタと羽ばたいた。

同時に臭いがあったら消そうという魂胆だったのだけど、恐怖していた臭いは幸いなことに漏れていないようでホッと内心胸を撫で下ろしてみる。

だけどそんな暇もなく大腸の神様がさっきの総ちゃんの重圧にお怒りになったようで、また下腹部が絞られるような衝撃をわたしに与えてきた。

ぎゅうううっと臓器を絞られるような痛み、生理のときの痛みに似ている。

それから腸がパンパンに詰まって押し出せ押し出せとケツの孔を内側から刺激してくださっている。

あまりにもわたしが抵抗するからか、腸内道路工事のおっさんがドリルで逃げ場の穴でも掘るかのような痛みも伝わって、わたしはお腹を押さえたまま再びその場に突っ伏しかけた。



「だ、大丈夫か?みうこくん?」

「………みうこちゃん?」

「だ、大丈夫……だ、けど、」



大丈夫じゃない、もうマジで限界過ぎる、だって今此処から動ける自信がない。

それでも口をついて大丈夫だと言ったのは、うんこした過ぎてお腹が痛いだなんて言えないからだ。

だけどもう斎藤さんに手拭いを持っては行けそうにないと震える手で最後の力を振り絞るかのように目の前に置かれた手拭いを指差すと、斎藤さんに渡してと小さく言葉を吐き出した。

まるで遺言のようだ、いやだよ、うんこが詰まって死ぬなんてそんな馬鹿みたいな死に方嫌だよう!

だから早く厠に行きたいの、もうお願い、このままわたしの背中を押して真っ直ぐ滑らせて厠に連れて行って欲しい。

ただの直線、それが長くて果てし無く遠く見える、それどころかその扉が霞んで見えるほどだ。

自然に漏れる苦しい吐息は荒く、眼がチカチカする。

思いっきり腹に力を入れ、ものっそい音が出ることなどお構い無しに盛大に捻り出したらどれだけ楽になれるのだろうか、想像するだけでイッてしまいそうだ。

いや、不味い!今イッたら別の意味で不味い!こんなところで力を緩めたら本当に今日から脱糞夢主になってしまう!

そう背中に冷や汗を流した瞬間だった、わたしの右横に立っていた総ちゃんが腰を屈めて手拭いを両手に取り上げるのが見えたのは。



「ああ、一くんに頼まれたの?じゃあ僕が渡しておいてあげるよ」

「……えっ…あ、ありが……」

「猫がさ、居るでしょ。どうも一くんの部屋でお粗相しちゃったみたいなんだよね」

「…………」

「一生懸命説教してるのが聞こえたよ」



猫に説教なんかしたって無駄なのにおかしいよね、一くんって。

そう言うと同時、空笑いをしながら去っていく総ちゃんの背中は追えなかった。

猫が粗相とか笑えない、だってわたしだって今まさに粗相をしそうなのだ。

しかも猫だから説教如きで済むだろう、わたしはどうなる?説教というか呆れられるどころか退かれて下手すれば追い出されるかもしれない。

影でうんこ娘とかあだ名付けられたら死ねる!いや、脱糞女よりはましだけど!

いやだ!それだけは絶対に避けなければ!そう決意したわたしは最後の力を振り絞ってケツの孔に力を込めて勢いよく立ち上がった。

さあ、行こう!楽園は目の前だ!わたしは今、自由になるんだ!

そう一歩脚を踏み出してからは早かった、ザキさんの呼び止める声など振り向きもせずに猛ダッシュ。

50メートルのタイムは8秒ジャストだったけど、今はきっとカールにだって匹敵する速さだ、周りの景色が見えやしない。

重たいはずの身体は酷く軽くて、ああ、これが解放へ一歩なのだと、わたしは嬉しさに涙が零れそうになった。

そしてその目的の戸口に手が掛かる、やった!長かった!ここまで酷く長かった!こんなにも厠が恋しいことなど人生初だ!

ぼっとん便所もいいところのこの時代、出来れば掃除だってご遠慮したい場所なのに今はどんなお城よりも愛おしい。

わたしの顔は今きっと気持ちの悪いほどの笑顔だ、きっとトリップしてきてこんな笑顔は初めてだろう。

解放される!わたしはこの苦しみから解放されるんだキャッホーイ!

そう力を込めて戸口を退こうとしたその時、



「…………あ、あれ…」



戸口が引かれない、引けばすぐに開くはずの戸口が開かないのだ。

えっ、待って待って、この戸口はこんなに硬い訳がない、だって今朝だっておしっこするのに入ったもの、絶対硬いわけがない。

思ったと同時に背中を伝ったのは酷く冷たい汗だ、まさか、まさかまさか、まさか!



「おう、悪ィな、入ってんぞ〜」



新八さあああああああん!紛れもなく聞こえた声は新八さんの声、しかも、ちょっと聞きたくない効果音付き。

わたしはその場に脱力した、いや、脱力せざるを得なかった。

だって、だってこんなこと、こんなことってそんな有り得ない。

あんなにもわたしを期待させておいてこんな仕打ち酷すぎる!

わたしが何したって言うのよう!ただお腹を摩って寝ていただけなのにどうしてうんこさせてくれないのよう!

だけどもう叫ぶ気力もない、ずりずりと戸口に沿うように滑り落ちた身体は震えながらそれでも脱糞して堪るかとケツの孔に力を入れている。

でもそれだけだ、もうそこから動く気力などわたしには微塵も残っていなかった。






それからすぐだった、もえこが巡察から帰って来たのは。

厠の前でげっそりとしたわたしを見つけると真顔で近づいてきてポンとわたしの肩を叩くもえこ。

気休めなのだろうか、慰めなのだろうか、大丈夫、あたしなんかもう一週間出てねーよとボソリと呟いたそれ。

新八さんが出てくる凡そ5分間、ずっと頭の中を駆け巡っていたとは言うまでもない。






end
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漏れなかったよ、大丈夫!
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