02.安らぐ時間

Side:Thach



「最近暖かくなってきましたね」
「ああ、多分春島か、夏島に近づいてんじゃねーかなァ」


***ちゃんとふたり、珍しく甲板でソーダ水なんて飲んじゃって一緒に話しているところだった。
空になった酒樽に、隣り合って腰かけて海なんて眺めながらさ。
なんかさ、すっげー和むだろ。
青春って感じだろ?
甘い炭酸水なんて、普段飲むことはないんだけどね。

まァ、こうなった経緯は、待ち合わせしてたなんて甘ったるい理由じゃなくて。
晩飯の仕込み中、ちょっと疲れたんでサボッ…休憩中に、甲板の手すりに寄り掛かってたのよ。
あ〜いい天気だなって、平和に空なんか眺めちゃってね。
そしたら急にさ、外側からにゅって手が伸びてきたわけ。
んでおれが寄りかかってた甲板の手すりに掴まるもんだから、後ずさりしちゃうでしょ。
そんなもん、びっくりするだろ!?
驚いて声出ちゃうよね!?
そしたら、普通に***ちゃんが顔を出したんだよね。


「ぎゃああ…ッ!」
「あっつ!…あれ、サッチさん?」


汗かきながら、手すりに足をかけてこちら側に乗り越えて降りてくるからさ、思わず見入っちゃったよ。
女の子がこういう風に、男勝りっていうの?格好良く仕事してる姿ってイイよな。
甲板で、身体のあちこちをパンパンと叩いて誇りを落としている様子だけど、それ以上にあっちこっちが濡れている。


「なに?海にでも落ちた?」
「そうなんです、ちょっとコレの操作間違って、引き摺られちゃいました」
「……は?」


てへへ、なんて可愛く笑ってるけど、それ大事故ギリギリなんじゃね!?
おれのヤベーっていう表情と視線に気が付いたのか、***ちゃんがハッとした表情に変わっていく。
そう、以前にもこんなことがあったんだよな。
前はマストから落ちたんだったっけ?
ほんと、この子の危機感ってどうなってんの?


「ああ、い、いやいや、ちょっとだけですよ!?ほんとに一瞬!すぐ短くしましたし、命綱だって今回はあるし!」


ほら、と腰から伸びて甲板の向こうの方に繋がっているロープを必死におれに見せてくる。
いやその弁明、おれにじゃないっしょ。
マルコのヤツ、まさか甲板にいて監視なんかしてねェだろうな。
今のあいつなら遣りかねない
辺りを見渡してみたけど、甲板には一応マルコの姿は見つからなかった。
船内にいるのだろう、叱られる***ちゃんを想像して、おれも溜め息を落とした。


「マルコに言…」
「…わないでくださいね、絶対!」
「ああ、前に何時間だっけ、説教されたの」
「…絶対おしおき……、そう、正座でお説教されますから!」


なんか、あんまり聞きたくないワード出てきたけどォ!?
もうなんか、生々しいから流すことにした。
そこらへんは、今度マルコの方に聞こうっと。
でも、これはもしかして、おれだけが知っちゃった***ちゃんのミスなわけで。
今後これ以上、こういう事故を起こさない為にも、注意するのはおれの役目になったわけよな。


「***ちゃん、とりあえずちょっと休憩しな。んで終わったら、その器具の点検、オーケー?」
「…はい!」


にっこり嬉しそうに笑うから、自然に頭を撫でてしまう。
マルコが愛しく思うのも、わかる気がする。
素直でいい子なんだ、***ちゃん。
そこで待ってなって一旦厨房に戻ってから、ソーダ水の瓶を二本持ってきて今に至るって感じね。
仕事の後の炭酸って美味くね?
おれだけかなぁ?
今は酒なんて出してやれねェからさ、せめてこれにしてみたんだ。
でも、隣で嬉しそうに飲む***ちゃんを見てたら、大正解だったって思ったね。
隣には物騒な程でかい器具とか、なんかペンキみたいなのとかあるし、まだ手すりからは命綱もつながったままだし、これからまだ作業があるんだろう。
それでも和みながら、冒頭の会話みたいにゆったりとした時間を一緒に過ごした。
時折、おれの話題に楽しげに笑ってくれたり、真剣に聞いてくれる様子は嬉しくもあった。
おれが悪いんだけど、女の子ってだいたい性の対象にしちまうからさ。
こんな風に友達みたいに、駆け引きなしで喋れる相手って少ないんだよね。
何も考えないで冗談言えるし、格好悪ィなって出来事も面白おかしく喋れるし。
すっげぇ年下の妹だけど、兄弟の恋人だけど、おれにとっても今や大切な友達で、大事な家族だった。


「ところで、さっきはなんの作業してたの?」
「外壁の修繕です。この間、ジャンプしてきた大きな魚の鼻先がぶつかったの知ってます?」
「あーちょっと揺れたやつね、その魚はエースが仕留めて晩御飯になったやつだろ?」
「そうそれです!あの魚強かったみたいで、船に割と大きな穴あいちゃったんですよ」
「それで沈んだりとかしねーの?」
「穴の開いてる区画を今閉鎖してるから、大丈夫ですよ」


こんな風に話していると、ほんとおれはモビーのことは何も知らねェんだなと思い知る。
だから***ちゃん達がいてくれてるんだけどね。


「なんか、何にも知らなくてダセェな〜」
「そんなことないです!私は料理は出来ないし、自分の身だって守れませんよ」
「え、***ちゃん料理ダメなの?」
「…今そこは、関係ないです」
「へぇ、じゃあ今度一緒に何か作る?」
「いんですか?師匠、よろしくお願いします」

「じゃ、それはおれが食うよい」


背後から聞き慣れた声がした。
隣の***ちゃんなんか、すぐに反応して振り返って嬉しそうにしてるし。
マルコはゆったりとした足取りでおれ達の近くまで歩いてきて、***ちゃんの頭をそっと撫でてからそこにキスをした。
おいいいいいいい、おれがいるじゃん!?
おれ見てますけどォ?!
そんなことはお構いなしで、マルコが差しだした手に***ちゃんがソーダの瓶を手渡していて、自然にそれを飲んでいる。
なんかその流れがほんとにほんとに自然過ぎて、サッチさん恥ずかしいんですけど?
間接キッスってやつも、別に平気ってことですね。
へー。
ほー。
見せつけてくれるぜ、全く。
マルコが甘い飲み物飲むなんてのも、初めて見たわ。

ふと気になって***ちゃんの足元を見た。
さっきまで濡れていた作業服は、もうほとんど乾いていておれも一応安心した。
おれの視線に気が付いたのか、***ちゃんが小さく笑う。
マルコへの二人の秘密のようで、なんだかくすぐったい気がした。


「春か夏の島に近づいているんですか?」
「ああ、春島だ。そろそろ次の島の気温に引っ張られてきているだろい」
「この間までずっと寒かったし、嬉しいです!」
「次の島はおそらく、物資も豊富で珍しい食材もあると聞く」
「そりゃ、腕が鳴るぜ!」
「それに、年中咲いてる花があるそうだ」
「それ見に行きたいですね」
「ああ、一緒に行こうな」


花なんてガラじゃねェくせに。
つぅかむしろ、花なんて顔じゃねぇくせに。
あーあ、まーた見詰め合っちゃって。
これでおれがいなけりゃ、キスのひとつでもするんだろう。
ま、***ちゃんとの時間も楽しんだことだし、おれも馬には蹴られたくないし、そろそろ行くとするか。
厨房ではおそらく、おれの帰りが遅いことに誰かしら怒っていると思う。
ふたりに茶化しながら挨拶をして、その場を後にしたんだけど、ふと思い出したことがあった。
振り返ると、二人はまだギリギリいちゃいちゃしてはいなかった様子だった。
最も、抱き合おうとはしてたみたいだけど。


「そういやマルコ、またお前先に島に乗り込むんだよな?」
「ああ、行くよい」
「んじゃ、シャツとか服の類、洗わず残していけよ?」
「サッチさん!」



**********



Side:***



「洗濯日和だァ〜!」


次の島は春島だと聞いた、今日の雑用当番になっている1番隊の隊員さん達が、朝食の後、甲板で大騒ぎをしていた。
無理もない、今日は晴天で、船もまっすぐ進んでいる為、程よい風が甲板に吹いていた。
船の上ではなかなか洗濯物が乾かない為、一気に洗濯をするなんてたいていは出来ない。
でも今日は、きっと朝から干していけば一日で乾くはず。
隊員さん達に依頼されて、私達船大工チームは、甲板からマストに引っかけるようにしてロープを張り巡らせた。

うちの洗濯システムは、各自籠に入れた洗濯物を出してその日の当番に洗って貰うという単純なシステムで。
その単純システム故に、ひとつ大きな穴があるとすれば、自ら提出するということのみだ。
だから出さない人は出さない。
マルコさんみたいに、几帳面だったり綺麗好きだったりする人は、自分から出すし、そういう隊の人達も言われているから常に綺麗な服、シーツで過ごしていると思われる。
現に、マルコさんの部屋で何かが臭いと思ったことなんか一度もない。
イゾウさんのお部屋に以前お邪魔した時も、敷く前の状態のシーツは綺麗に畳まれていて真っ白だった。
女性に至っては、下着類は自分で洗うにしても、女性専用の洗濯システムがあるから、汚れとは無関係だった。


「おい、サッチ隊長の部屋と、エース隊長の部屋からは、洗えるものは全て持ってこい!」
「勝手に触ってもいいって隊長の許可も出てるってよ〜!」


うおおお〜と張り切って数人が船内へとなだれ込んで行った。
サッチさんのお部屋には入ったことはなけど、割といろんな匂いがすると聞いている。
前にマルコさんに聞いた時にも、長時間は居られないと言っていた気がするし。

何本もマストに向けて張られたロープを下から見ていると圧巻だった。
これが全部、洗濯物で埋まるということを考えると、やっぱり大所帯ってすごいなぁって思える。
今頃、船内にある洗濯機はフル稼働していることだろう。


「だぁああああ!パンツはダメだろ、パンツは!やめてぇえ〜〜!」


一仕事終えて、チームの皆とやり遂げた仕事を見上げていると、船内から勢いよく飛び出してきたのは、サッチさんだった。
朝食の時は着ていた、汚れだらけのコック服は、もう上下とも着ていない状態だった。
下着一枚になった状態で走り出てきて、その後からは鬼の形相の1番隊の人たちが数人追いかけてきている。
私達の横を勢いよくすり抜けていき、甲板の外周を走っている様子だ。
その姿が必死で、私たちは思いきり笑ってしまったんだ。
そのうち、1番隊の人が私達からロープを借りて行ったから、じきに捕まるんだろう。

甲板の中心部分で、サッチさんは無残にもロープに身体を捕えられて、びたーんと顔から転んだようだった。
そして無常にもぐいぐいとパンツを摺り下ろされている。
たださすがに、全裸にするには忍びない様子で、タオルを一枚与えられていた。
サッチさんは半泣きで、そのタオルを腰に巻いている。
1番隊の皆さんは満足そうな顔で、サッチさんの下着を掴んで船内に消えて行ってしまった。


「1番隊…こえぇ…」
「着替え、他にないんですか?」
「これがねぇのよ。全部よ、全部!み〜んな持ってかれちまったぜ」
「それは今まで、全く洗濯してなかったってことですか?」
「あ…バレた?」


えへって照れて笑うけど、全然可愛くはない。
でもそれは…お部屋も壮絶だっただろうなぁとだけははっきり思った。
その後、エースも船内から出てきたけど、参った、とだけ困った様子で、服はきちんと着ていた。
多分、前回のこういう大々的な洗濯の日から、一度も出してないんだろうなぁ、サッチさん。
だから、マルコさんがものすごく怒ってサッチさんに近づいてきたときも、さすがに止められなかったんだ。


「てめェの衛生観念はどうなってんだい!」
「いってぇええ!…あ、やめて、***ちゃんに見えちゃう!サッチさんの、サッチさんが……ぶはッ」


蹴られて転がるサッチさんのタオルが外れそうになった時、私はマルコさんによって首を横に向けられていた。
目に猛毒だいって言いながら。



そんな不幸なこともありつつも、1番隊の人たちは手際よく端から洗濯物をかけていく。
私もお手伝いをさせて貰ったけど、それよりも遥かに手際も効率もいい彼らの方が、作業スピードは上だった。
でも、邪魔にすることもなく、にこやかに手伝わせて頂けたのは嬉しかった。
干していく作業よりも、洗い終えたものが運ばれてくる量が多くなった頃、洗い場での洗濯が終わった様子で、百人の隊員が甲板に揃った。
そういえば、こういう光景はあんまり見たことがないかもしれない。
私の授賞式に同行してくれた人たちも、全員が1番隊の人達だったわけじゃないし。
こうして、1番隊全員が揃っている姿っていうのは、見るのは初めてなのかもしれない。
その輪の中に入って一緒に作業しているとよく分かる。
皆すごく楽しそうにお話をしていた。
時折遠くの方からは、大声で笑っている人もいるし。
普段、緊張気味にマルコさんの部屋に書類を持ってくる人も、今は普段の顔なんだろう、穏やかな表情をしていた。
なんだかこういうのも、嬉しい。


「あ、マルコさんのシャツ!」
「いいっすよ、***さんが干して下さい」
「ほんと!?ありがとうございます」


それはいつもマルコさんが着ている紫のシャツだった。
外に行く時はだいたいこれを着ているから、よく馴染みのあるものだ。
濡れてしっとりとしてしまっているシャツは、手にして見ているとマルコさんの顔がすぐに浮かんでくるような気がした。


「いつも一緒にいんのに、シャツだけでもそんなに嬉しいもんすか?」
「嬉しそうな顔してました?私」
「本人目の前にしてるみてェに、すっげぇカオ緩んでましたよ」


隊員さんは、自分の頬を人さし指で突きながら、歯を見せて笑っている。
自分の顔がどんな風なのかも気にはなったけど、マルコさんのシャツもしっかり干したくて、袖とか裾のしわを伸ばした。
他のよりも、きっちり作業してしまったのは、仕方ないことだと思う。


「おれら、あんたに感謝してますけどね」
「私にですか?」
「***さんとこうなる前なんか、おれらすげー働かされてましたからね」
「マルコさんに?」
「ほら、隊長あんまり寝ないでしょ、だからおれらも夜中呼ばれることなんかしょっちゅうで。…今は、それないっすからね」


そういえば、夜に隊員さんが部屋に来てたことも前はあったけど、最近じゃほとんど記憶にない。
籠の中のシャツを中心に掛けていきながら、下着だけは彼に任せることにした。
下着の持ち主も、私に干されるのは何となく嫌だろうと思ったから。
何枚かシャツを干しつつ、夜中、と考えると頬が熱くなる思いだった。


「いや、それがおれら不満だったとかじゃないっすよ?夜中に働くのとかは別にいーんだよ」
「そうそう!おれ等はただ、マルコ隊長に、休んで欲しかったってわけ」


さっき干したシーツの向こう側から、もうひとり隊員さんが出てきた。
そして嬉しそうに私に言いながら、空になった籠を回収してまた去ってしまって行った。
私達はまた、シーツの壁を越えて次の開いたロープのところまで移動する。
再びハンガーにシャツをかけながら、会話はまだ続行していた。


「夜中にナニしてんのかとかは置いといて、ちゃんと休憩取ったり安らぐ時間作って欲しかったんすよ」
「…そうですね…ちゃんと夜は休んで貰いますね!」
「あ、いや…別に休むとか、寝るってのはそういう意味じゃなくて…あんた大丈夫かなぁ。誤解してるとしたら、これ絶対おれのせいじゃねェか」
「睡眠時間をちょっと多めに取ってあげたらいいってことですよね」
「いや、違うって!あんた話聞いてんのかよ…今のままでいいって言ってんの。セックスはしろって!」

「お前ら一体何の話をしてんだい」

「ぅげ、マルコ隊長…」
「ここはもういい、別のところ手伝ってやれ」
「…はい!」


シーツを捲って現れたマルコさんは、眉間に深いしわを寄せながらも、僅かに頬を染めている様子だった。
何か言いたそうにしながらも、籠の中のシャツを手にして、器用に干していく。
マルコさんが洗濯物を干している…!
これはレアなんじゃないだろうか…。
なんて感動している場合じゃないとは思うんだ。
だけど、なんて声をかけていいのか、私にもわからない。
隊員さんにあんなこと言われたら、恥ずかしくて仕方がない。
マルコさんも、どこから聞いていたのかはわからないけど、きっと同じ気持ちなんだろうと思う。

ただ無言で干していると、籠の中が空になってしまっていた。
マルコさんを見ると、片手で顔の上半分を覆って溜め息を深く落としている。
そりゃそうだ。
私だってめっちゃ恥ずかしい。


「隊員に心配されるとはな…」


ようやく顔を上げてくれたマルコさんは、照れているような、恥ずかしがっているような複雑な表情をしていた。
それでも私をまっすぐ見て、片手を差しだしてくれた。
その手に自分の手を重ねると、しっかりと握りしめられる。
風ではためくシーツの中、丁度他に誰もいない空間で、ふたりきりだ。


「愛されてますね」
「心配だけはかけねェようにするよい」
「睡眠時間はきちんと取りましょうね」
「いいや、言われたろ?」


繋いだ手をぐっと引かれると、すぐにマルコさんの腕の中に収まってしまう。
ぎゅっと腰を強く抱きしめられて、心臓までも鷲掴みにされたような気分だった。
キスがしたくて、顔を上げると私を見下ろしている優しい目とそれが重なり合う。
マルコさんが目を閉じながら顔を近づけてくれたから、私からも背伸びして距離を縮めた。
ちゅっと軽く重ね合わせ、それからもう一度、と深く触れ合った時に、後ろの方からピュ〜と大きな口笛が鳴った。
そしてわぁっと何人もの拍手が鳴り響く。
その間もずっと、口笛が鳴っていて、いつの間にか、1番隊の人達に囲まれていた。


「隊長〜、干し終わりましたよ!」
「じゃ、おれら休憩してきますんで、隊長と***さんもごゆっくり!」

「お前ら、後で覚えとけよい!」


マルコさんの大きな声が響いたと同時に、わぁぁあっと隊員さん達が散開して行った。
真面目な人が多いのかなってちょっと思ってたんだけど、そこはさすがに海賊だ。
元気な人達ばっかりだった。
そして仲もいいし、楽しそう。


「愛されてますね」
「後できっちり鍛えてやるよい」
「じゃあ今の休憩時間は、私にください」


もう一度キスがしたくて、背伸びしてマルコさんに近づいて行った。
それに気が付いて、マルコさんも背を丸めて距離を縮めてくれる。
今度は邪魔が入ることなく、暫く二人の時間を堪能させて貰えた。
冷やかされるのは恥ずかしいけど、マルコさんと二人なら平気。

もうすぐ春島に到着予定。
そろそろマルコさんが一人先に出発してしまうけど、きっと隊員の皆さんとお話してたら、すぐに着いちゃうよね。
私も仲良くなれた気がして、嬉しかった。




[ 57/79 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]


戻る




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -