飛び込めディスプール | ナノ



生きること、死についての2作品
2020/09/24


小林です。こんばんわ。

今日は臨也くんの完全新作の短編を久々に更新しました。「死んでしまうから、好き」。一番下にあるから、わかりにくくてごめんね。

さて、これは、昨日更新したイデアくんの短編「刻みつけて死ぬ」と対になってる短編で、死がテーマになってます。イデアくんの「刻みつけて死ぬ」があったからこそ書けました。ちなみにどちらも死とは言ってるけれど死ネタではないし、そこまでシリアスじゃないので、注意はしなくてたぶん大丈夫。
イデアくんを好きになったきっかけというのが、実は、ショッキングな出来事があったときひたすら心のよりどころになってくれたという、よわよわな理由でした。最近はある程度年齢も大人になったということもあるし、元気を出すためにも自分を癒すためにも明るく楽しいお話(どうしてもラブコメっぽくなっちゃう現象)を書いていますが、ショッキングな事件、悩みのテーマは実は「死」についてでした。イデアくんは死への嘆きについても肯定してくれるというか、弱い部分をやさしく隣で励ましてくれているという心強さがあり、本当に救われました。 死にも嘆きにも強い、さすが冥界のおぼっちゃま…。 泣いても嘆いても落ち込んでも全然いいよ、気にしないよ、というかんじ。
一度、その救われた気持ちをとらえなおしたときに生まれた短編が「刻みつけて死ぬ」です。ラブコメ的ではない、自分の中のシリアスに付き合ってくれたイデアくんを正面から見つめたお話になったかと思います。

さて、一方、当サイトでの精神的支柱はいつも臨也さんでした。

臨也くんと数々の死にたい夜を乗り越え、生きてしまう朝に希望を取り戻してきた自負があります。そんなぼくらの臨也くんが、今回のテーマについて答えるとしたら、なんて答えてくれるんだろう?と思って書いたのが今回の短編。
臨也くんはいつでも「死側の人間」でなく、あくまで「生(せい)のひと」。 死への絶望については、イデアくんのように生易しくなく、いたってクールです。臨也くんは絶対いっしょに泣いてはくれないし、なかなか手を差し伸べてもくれないけれど、苦しい時は三歩くらい先に立って「ばかじゃないの、無意味なことでぐだぐだ悩んでないでせいぜい有意義に生きなよ」と叱咤してくれる。生きる背中をみせてくれる。だからこそ生きたい、生き抜きたいと思わされる。 好きです…われながら、うちの臨也くんらしいなあ!と思える短編のひとつになりました。

ということで、このお話を書けたのはひとえに、長らく、そして新しく作品を読んでくれているみなさまとイデアくんのおかげ…

一旦当サイトらしくもちなおしましたが、イデアくんの長編は元気に続けますので楽しくいきます!よろしくお願いします!こっからわくわくさせたいな〜と喜んでます。
ちなみに長編に関してはいつも「その人と過ごした思い出」が残るようにと心がけてつくってます。少なくとも今のこしている長編にかんしては全部そう思ってる。短編も(「君は僕を忘れるべきだ」とか)そう考えて書いてる時もあります。人生を振り返ったときに《あの人と過ごしたあの時期のあの経験・あの記憶・あの学び》というのが疑似現実として少しでも残るといいな。と。自分自身や長く来てくださってる方々はもうずっと臨也くんと過ごしてると思ってるので。(これから書くお話や、イデアくん長編でも同じくそうなるようにと願っております。)

そして執筆の片手間、使用していたサービスの閉鎖にともない
皆様から過去いただいたメールをすべて、何とか救出しました!
やった〜!これでログをいつでも見返せます。たいへん幸せです。ほくほく。
拍手もいつもありがとうございます!喜んでいます!!


今日はたっぷり語りました。
これからどんどん寒くなるのであたたかくして過ごしてね。

小林より





prevnext
×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -