「今日は帰らないから。」

「え?また女子会?」


「ふっふっふー。今日は彼氏の家に泊まりに行くの。」

ガチャン


「ロキ!ちょっと、大丈夫?!」

「だ……大丈夫、うん。大丈夫。」







「ロキ……!」
「ルーシィ、どうしたの?一体なにが、」


「とにかく帰ろう。ね?」



「やあね、あたしだって知ってるわよそれくらい!」

「一緒に寝てキスをすると、朝になったらコウノトリが運んでくるんでしょう?」


「……………………。」



「ロキ?」

「ルーシィ……いや、…………なんでもない。」


「ま、いっか。別に好きじゃなかったし。」


「ルーシィ、今なんて?」

「え?だから、別に好きじゃなかったし。早く初めてじゃなくなりたかったからつきあっただけっー」


「そんな人だとは思わなかったよ、ルーシィ。」
「な、なにすんのよ!」
「初めてじゃなくなりたかったから好きでもない男と付き合って寝ようとしたの?そんな、自分の価値を下げるようなこと、君がする人だとは思わなかった。」

「ルーシィ、」
「だって、だって、み、みんなが、初めては重たいって言うからあ……だがら、あだし、うええええん!」




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