お鍋が好きです。
冬にこたつを囲んでみんなの顔を見ながら、お箸で鍋をつつくのはいつもの倍楽しいし美味しいから。
「どうしてこのメンツ…………。」
「あん?いたから連れて来たんだ文句ないだろ。」
ちかちゃんが器を私に配りながら言ったが、それは私の家の物であってちかちゃんの物ではない。
つーか、ちかちゃん誘ってない。
「みんないた方が楽しいだ!」
切った野菜を山のようにザルに持ったいつきちゃんがにこにこと言う。
いつきちゃんは誘いました。そもそも、ことの発端はいつきちゃんが今年は豊作だから野菜いらないかと聞いてきたことから始まったのだ。
「…名、市はどうすれば良い……?」
卵を持った市ちゃんが私に聞いたが今日は鍋であってすき焼きではないので、卵は返してきてほしい。
市ちゃんは誘いました。まあつまりは、女の子ばっかりの鍋パーティーの予定だったのである。
かすがが謙信様がどうとかで欠席なのが残念だが、いつきちゃんいわく早くしないと野菜が傷むのでかすがは欠席になった。
「……………。」
「………毛利くん、火を点けて欲しいなあ。」
私の顔を一度も見ることなく、ガスコンロの火を点けた毛利くんは再び読書に戻っていった。
ちかちゃんに連れられてやって来た毛利くんが一番訳が分からない。
何を手伝う訳でもなく、私の家についてからこたつに入ってひたすら読書だ。家で読めよ。
「腹が減った。急げ。」
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なんかわいわいしたの書きたかったんですが、纏まらずしまいです\(^o^)/モトナリサマー