大好きな先輩がいた。
かっこよくて、優しくて、私の高校時代の憧れだった。いや、もう私の青春の結晶だった。
とにかく大好きなその先輩が私ににこやかに言ったのだ。
「彼は石田三成、君と同じ学部らしいから仲良くしてやって。」
私はもちろん二つ返事を返して、石田くんによろしくと告げた。
でも、石田くんは何も言わずに私をじっとみて、笑いもせずに先輩の耳元で何かを呟くと、先輩に頭を下げて、その場を去って行った。
か、感じ悪ぃ!!何だあいつ!久しぶりに敵意を感じたことを先輩に悟られぬように、私何かまずいことしましたかねぇと聞けば、大体いつもあんな感じらしい。
それってどうなのと思いながら、先輩の食事のお誘いを笑顔で受けたのだった。
「有名なの?石田くん?」
「え、知らないんですかー?」
先輩との楽しいうふふきゃっきゃっ秀吉先輩も呼びましょうよ!なお昼休みを終えて、教室に戻った私は鶴ちゃんとひそひそとお喋りをしていた。
「女の子たちから人気らしいですよー。カッコイイって。」
「愛想無いけどね。」
「はれ?話したことあるんですか?」
「正確には無いけど。」
「あ、でも当たりです。女の子が話し掛けても、無愛想で全然相手してくれないみたいですよ。」
「何それ、厭味過ぎない?」
「まぁ、多分シタゴコロが見え見えで嫌なんじゃないですか。」
「なるほど。」
じゃあそのせいで女の子と話すこと自体が嫌になってるのかもしれない。
私なんか下心のしの字も無いぞ!
「猛烈にリベンジしたい。殴り合って友情を深めたい。」
「そうしたら名ちゃん入院ですよ。」
「えー、過激ぃ。」
「最初に手を出したのは名ちゃんじゃないですか。」
「んー、じゃあ殴るのはやめる。」
他に何か考えないと、と私が頭を捻っていると、石田くんが私の目の前に立っていた。
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みたいな^ワ^石田くん一言も喋ってねぇ。
現パロで重たい話書きたくって考えてたんですが、どうにもネタが思い付かなくってやっつけで書いたらこうなりました。
最近はんべにとりつかれ過ぎな自分が怖い)^o^(今ならあの子に貢げる1101