最果て

僕の世界には君しかいない


深く閉じた午前三時の街の中
あふれんばかりの歌が降り注ぐ
遠くで微笑む微かな集い
指先に灯る小さな光
吐き出された想いは苦かった

淡く光る現代科学を握りしめ
飛び交う電波は大渋滞
四角い窓から微笑む笑顔
耳に残る甘い言霊
眠れぬ夜をさまよい歩く

君が見る世界に僕はいない
僕の世界には君しかいない
Is it so.届かない
Is it no.届くのさ
こんなにも君を愛しているのだから

近くで目覚めの音が聴こえる
静寂に身体をねじ込んだ
誰にも邪魔されないよう
空っぽの箱を抱え込み
必死に守ったモノは何

君が見る世界に僕はいない
僕の世界には君しかいない
Is it so.届かない
Is it no.届くのさ
こんなにも君を愛しているのだから

Believe in yourself.
Believe in your love.

end


作詩:夕月結絃

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