ひよこ




蒼「あれ!?碧いたのか、帰ったかと思った」
猫「ん?あぁ、蒼かーお疲れ、お前遅いなーw」
蒼「オレはちょっと宣伝を…って遅くまで何やってんだ?」
猫「んー…金額が合わなくてなー;あ、蒼は気にしなくていいぞ?お疲れー明日も頑張ろうな(手を振る」
蒼「何言ってんだって。貸してみ?オレが見てやっから(帳簿を取り上げる」

蒼「碧ここ、違ってんぞ。ここはこうじゃなかったか?」
猫「うわー;忘れてた…オレとした事が初歩的ミスを…;(頭かかえ」
蒼「碧は根詰めすぎなんだって。全部一人でやろうとして…。たまにはオレらも頼れよ(猫の頭ワシワシ」
猫「そーだな…たまには...な(クス」

珈琲を飲みながら―――

蒼「凌が心配してたぞ。最近の碧は元気がないって」
猫「アイツは…ったく。余計なトコばっか見てやがるww」
蒼「暇さえあれば碧の事見てっからなー。ホント凌に好かれてるよなぁ(笑」
猫「アイツは俺が連れてきたからな。しかし、あんなにオレ凌で遊んでんのに嫌われねーのが不思議だわww」

蒼「…凌にとって碧はヒヨコの刷り込みみたいなモンじゃね?ほら、ヒヨコってさ、殻から孵って一番初めに見たモン親って思うだろ?」
猫「ヒヨコの刷り込みねー…まーあながち間違ってない気がするなww」
蒼「そのヒヨコの為にも無理はすんなよ、おとーさん(笑」
猫「Σ!誰がおとーさんだっ!オレまだ若いのに…;」
蒼「あはは、まぁおとーさんは冗談として、あの純粋培養もどうかと思うんだがなぁ…」
猫「…いいの。凌には変なトコ見せたくねーし、余計なコト吹き込むなよ(ジロリ」
蒼「そのうち気づくと思うけどなぁ」

猫「気づかれたらしょうがねーよ…それが巣立ちの時ってヤツだろ?」
蒼「寂しいな、おとーさん…」
猫「結婚してる訳でも子供がいる訳でもねーのにこんな気分味わう事になるとはなー;…あー湿っぽい話は終わり!他のヤツに喋るんじゃねーぞ?」
蒼「はいはい、じゃあ帰ろうぜ?帳簿も出来たんだしな♪」
猫「おぅ!…蒼…ありがとな」
蒼「目を大きく見開き)碧がスナオだと気持ち悪ぃ(笑)いつもどおりでいてよ」
猫「お前も言うねーwwまーいいや、よし帰ろ!」

end.

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