ここでの生活で兄弟以外に信頼できる存在なんていない
ずっとそう思っていた
「おっ!アイビー」
「#name3#…」
「何だよ、暇そうにして。ミックは?」
「仕事よ」
「仕事…ねぇ、まぁ無事に帰ってくるのを待つしかねぇわな」
「…私に用があって来たんじゃないの?」
「ん?別に。知り合いがそこにいても用がなきゃ声かけちゃいけないか?」
「別に。#name3#はいつもそうだからもう慣れたわ」
「はははっ、慣れられちまったか」
こうやって話していると不思議に思えてくる
私と違って人当たりもよくて性格もいい彼がどうしてこんな所にいるのか
「…本当に#name3#ってよく笑うのね」
太陽みたい
眩しすぎる、私には
「まぁ、そう言われてみればそうかもな。変か?」
「別に。そうじゃないわ」
「ならよかった。そうだ!アイビーも笑ってみろよ」
「無理よ、私には」
「何でだよ。絶対できるし可愛いと思うんだけどなぁ…ってやべっ、円サマに呼ばれてんだった!んじゃアイビー、また後でな」
本当に忙しい男
どうして私がこんな奴に振り回されなきゃいけないのかしら
どうしてこんな奴に
恋なんかしてしまったのかしらね
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