「なぁなぁ、お前は真ちゃんのどこが好きー?」
「ん?んー、そうだなぁ、真面目なトコとか純粋なトコとか」
「純粋ぃ?真ちゃんが?」
「うん、あれだけ毎日素直におは朝のラッキーアイテム持ってくるのはすごいと思う」
「あぁ、なるほどねー。じゃあオレの好きなトコは?」
「えと…面白いトコとか優しいトコかな」
あ、ヤバい
今の結構グッときた
微笑みながら言うとか反則だろ
「じゃあ今度はオレがお前の好きなトコ言うわ」
「私の?わぁ、何だろ」
「まず、気配り上手なトコだろ。あと頭いいトコとか、意外と根性あるトコ。笑顔がかわいいし、髪がサラッサラ。あとは…」
「もっ…もういいよ高尾君!恥ずかしくてそれ以上は聞いてられない…」
「えー、何で?」
「何でって…もう…そういうのは彼女とかに言ってあげなよ」
「なら問題ねぇよ。好きな女の好きなトコ言って何が悪ぃんだっつの」
真っ赤になったこいつに満足して
さっきの仕返しとして
オレはまた好きなトコを思う存分言ってやった
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