どうしてこの人はいつもいつも何も言わずに行ってしまうのだろう

私がどれだけ心配しても、いつの間にかいなくなってしまう

この前だってそう

あなたが作られた存在だったことがわかった日

私の知らない間に勝手に神に干渉して危険な目に合って…


本当に探偵ってバカな生き物だね



「行くの?」

「あぁ、雪輝君を救わなくちゃ」

「私も行く」

「いや、君は連れていけない」


“君のことが好きだから、大切なんだ”

なんて言われても、そんなの全然嬉しくなんかない


あなたにとって私って何…?


好きでいてくれてるんでしょう?

大切に思っていてくれてるんでしょう?

だったら連れていってよ

どんな結末になったっていいから


「ついて行く。あなたが何を言ったって今日は譲らない」

「…どうしたの?今日は一段と強情だ」

「そんなこと…ないよ」

「君の未来日記で…何か見えたんだね?」

「……」

「死ぬのかな、僕は」

「そ…れは…」

「いや、聞くのはやめておこう。ねぇミョウジ、本当に来るのかい?」

「うん、私これからはずっと或と一緒にいる」

「はは、それは最期まで?」

「ううん、死んでも一緒にいてみせるわ」

「そうか。…好きだよミョウジ」

「私も」



さぁ


未来を作りにいきましょう



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