遠くで声がした

大好きなあの人の声

変なの、私もう死んだはずなのに

手があったかい

心もあったかい

でも、濡れてる感じがする

泣いてるの?ねぇ…瞬


私が死んで悲しい?

でもそれって違うの

あなたは結局私を仲間としてしか見てはくれなかった

私が欲しかったあなたの気持ちはそんなんじゃない

私ね、瞬が大好きだったよ

それこそ命を賭けてもいいくらい

こんなことなら好きって言っておけばよかったな


でも…まぁいいや

私の為に泣いてくれたんだもの


やっと…


やっと私をちゃんと見てくれたんだもの



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