*主のコードネームは既に決まっているので名前変換の必要はありません。
「あら、タバコ?珍しいわね」
「ん?あぁ、ベルモットか」
「あなたのそのベビーフェイスじゃ似合わないわ」
「誉め言葉か?皮肉にしちゃわかりづれぇ。なぁジン」
「御託はいい。任務の話をしろ」
「は、つれないね。任務に真面目なこって」
「ジンの兄貴にはあんまり時間がねぇんだ」
「わかってるよ、冗談だっつの。そんな怖ぇ顔すんなよウォッカ」
「“あの方”は何と?」
「排除しろとさ。何てこたぁない。ただの裏切り者のゴミ掃除さ」
「あら、ならあなただけでも良かったのではない?スコーピオン」
「あの方の指示だ。そいつぁ俺らが決めることじゃない」
「お前のことだ。もう既に根回しは済んでいるのだろう。サソリの毒のようにじわじわと…な」
「どうだかね。上手くいってりゃ今頃顔は白人顔負けの白さになってるはずだ」
「そりゃ白いんじゃなくて青ざめてるんじゃねぇんですかい」
「はは、そうとも言う。あとはキャンティがトリガー引いてズドン、これで終いだ。連絡が来たら事後処理しに行けばいい」
「あなたが止めを刺すと思っていたけれど、相変わらず慎重なのね」
「違ぇよ。あいつがやりたがったからやらせただけ。距離的にも別にあいつで問題なかったしな。あれで失敗なんかしちゃ使いもんになんねぇ」
「優しいのね。あなたのそういうところ好きよ」
「誘ってんのかよ?悪いが俺は美人すぎる女はお断りだ」
「スコーピオン、無駄話はいい。伝えたいことはそれだけか?」
「あぁ、んじゃ後は合図待ちってことで。さて、それまで幹部同士酒でも飲んで仲良くしようぜ」
仲良くする気なんざあんまねぇけどな
あーあ
マズい酒だ
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