「リヴァイはさ…怖くないの?」
「別に」
「そっか…リヴァイは強いもんね。私は怖いよ。巨人化したエレンがもし襲ってきたらって…」
「その時は俺が止める」
「ふふ、さすがだね。ごめん、弱音なんて言ってる暇なんかなかったや。弱音はさっきので最後にしよう!ね、頑張ろうね、明日のエレンを連れての壁外調査!」
俺とこいつの望んでた“最後”はこういうことじゃなかった
俺もこいつもこんな“最期”なんて望んでない
「なぁ…泣いてんのか…?」
女型巨人に殺されて動くないはずのこいつの目から
一筋の血がこぼれ落ちた
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