「ねぇマスター」

「んー?」

愛しい俺だけのマスター。

触れるととても温かい。

それは人間だから。

だけど俺はどこまでいっても機械でしかない。


「くすぐったいよ…どしたの?」


マスターに愛の言葉を紡ぐことも

力強く抱きしめることも

きっと許されない。



「ねぇマスター。今日は恋の歌を歌いたいんです…作ってくれませんか?」


だから俺は今日も

あなたの為に歌うんだ。



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