teets | ナノ

breeze*
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::ツイッターで三条さんに遊んでもらっておりますえふえふヾ(´∀`*)ノ
ツイートに収まる範囲内でのプチリレーSS。
まだ途中ですが、メガ様夢がちゃくちゃくと出来上がっております。
ツイッターってすごい( ´∀`)

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::@teba_haru(柑咲)

「ねぇ、メガトロンの好みってどんな子?」
「いきなり何だ」
ひょこりと執務室に現れた彼女の突然の言葉に、メガトロンは書類から視線を上げた。
「だから、好み!」
そう言いながらドン、と机に手をついて何やら必死そうにこちらを見上げてくる存在に、メガトロンは呆れた様に息を吐いた。

::@85_kingyo (三条さん)

「くだらんな」
軽く一蹴して書類に目を戻す。
並ぶ人間の文字をスキャンしようとヒューマンモードになっても変わらぬ赤い目を眇めた瞬間、その異星言語がひらりと踊って消えた。
追って上げた視線の先で、ぎゅっと唇を噛んだ彼女が書類を取り上げた手を背中の後ろに隠す。

::@teba_haru(柑咲)

「お前は……まったく」
一瞬ギロりと彼女を見上げてみたが、今となってのその攻撃は彼女に対しては無意味に等しい。
「教えて欲しいの」
代わりに自信無さげにメガトロンに投げられた彼女の不安そうに揺れる瞳と言葉に、メガトロンは人間のように片眉をあげながら、紅瞳を細めた。

::@85_kingyo (三条さん)

「それを知ってお前はどうしようというのだ」
メガトロンはペンを手放し頬杖をつく。先程よりは少し険の抜けた、それでもやはり呆れた声を受けて、彼女は怯んだ様に肩を縮めた。
「そ、それは…」
口ごもりながらも、その目は懇願の色で見つめてくる。
メガトロンは再び息を吐いた。

::@teba_haru(柑咲)

「…から、」
「ん?」
そんな、彼の溜息にかき消されるかの様に、彼女がぽつりと呟く。
それにメガトロンがカメラアイを少し見開いた事、口元に薄らと笑みが浮かんだ事は、残念ながら彼女には伝わらなかったのだろう。
改めてぐっと意を決した様に彼を見上げた彼女が、口を開いた。

::@85_kingyo (三条さん)

「貴方の…好みに近づきたい、から」
「ほう?」
少し尻すぼみな言葉に、メガトロンはあえて表情を動かさず彼女を見返す。
「成程、ならば教えてやろう。…従順な奴だ。仕事の邪魔をしないような、な」
手を伸ばして書類を取り返すと、彼女はあっと声を上げた後しょんぼりと俯いた。

::@teba_haru(柑咲)

「……もういい」
これ以上聞いても、書類に目を通し始めたメガトロンから自分の期待する答えは返ってこないだろう。
「仕事の邪魔をして、ごめんなさ、っ?!」
そう溜息混じりに呟きながら踵を返そうとした――その時。
不意にぐい、と掴まれた腕に思わず心臓が高鳴った。

::@85_kingyo (三条さん)

「ああ、それと」
腕を掴んだまま言葉を紡ぐメガトロンに、期待してはいけないと思いながらも、正直な心臓は否応なしに脈打つ。空いた方の手で胸元を握り締めれば、メガトロンは全て見透かしたようにニヤリと笑った。
「…俺様に好みなんてものを聞きにくるような変わり者、だな」

::@teba_haru(柑咲)

「な、」
その言葉に目を丸くして言葉を失った様子の彼女に低く笑えば、途端に腕の中で狼狽え始める。何を今更、と更に愉しそうにメガトロンが喉を鳴せば、こちらが心配になるぐらいに真っ赤に染まった彼女が消え入りそうな声で呟いた。
「そんな変わり者……今まで、私だ、け?」

::@85_kingyo (三条さん)

可愛らしい様子に擽られるのが嗜虐心であるあたり、自分は心底ディセプティコンだとメガトロンは思う。
「さあ、どうだろうな?」
からかいの笑みで言ってやると、彼女は赤い頬を膨らませて不満を示す。
「もう、こっちが必死で…」
聞いてるのに、という言葉は不自然に途切れた。

::@teba_haru(柑咲)

「ん、」
まるでお喋りはおしまい、とでも言わんばかりに、紡ごうとしていた言葉がメガトロンに飲み込まれていく。
「ふ、」
ディセプティコンらしい、すべてを奪うかのような口付けに、思わず彼の胸元のシャツを強く握った。
「なんだ、もっと乞うのか?なら、口を開け」

::@85_kingyo (三条さん)

支配者然とした言葉に逆らえずに唇を開く。滑り込んできた肉厚の舌は、彼女の口内を暫く意のままに蹂躙してからゆったりと離れた。
「っ、は…ぁ」
いつの間にか顎を捕らえていたメガトロンの指が、濡れた唇を拭っていく。力の抜けた体は最早メガトロンに完全に寄りかかっていた。

to be continued...