いつものカフェで、私のお気に入りの席に見知らぬ銀髪の貴方を見つけたのは、半年ぐらい前の話。 初めて遭った貴方は、声をかけた私に驚いたように立ち上がってすぐに消えていってしまった。 ニ回目に会った貴方は、前回の事を詫びる様にカフェラテを私に奢ってくれた。 三回目に逢った貴方は、ずっとかけていたバイザーを外して見せてくれた。 だけど、そのすぐ後に。 テレビの報道でなら見た事がある、"ディセプティコン"が突然目の前に現れた。 大きな衝撃と突然崩れ始めたビル、そして…… 私を守ってくれた、その大きな手から見えた"顔"を見て、気が付いてしまった。 貴方が人間じゃない、という事に。 ――ねぇ、貴方がこのカフェに来なくなってから、もうすぐ3ヶ月が経つよ。 >>Whose loves. Believe the impossible. |