HP-Dustbin | ナノ
 


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シリウス「許してくれてサンキュ(ちゅ)」

雪菜「別に許したわけじゃないわ。(ふぃ)」

シリウス「でも、こうやっていれてくれたわけだし……何だ、今から晩御飯か?」

雪菜「うん、……結婚指輪(ぼそり)」

シリウス「ま……まぁ、そんなもんなくったって俺の愛はかわらねぇって、な?」

雪菜「はいはい……じゃ、準備するから離して?」

シリウス「やだ。」

雪菜「シリウス。準備ができないでしょー(ずるずる引きずってキッチンへ)」

シリウス「後でで良いじゃん。」

雪菜「そんなわけにはいかないわ。だってリーマスもいるんだし。」

シリウス「は?」

雪菜「リーマスもいるんだもん。」

シリウス「お、お前一緒に暮らしてるのか?!」

雪菜「そうだけど?」

シリウス「な、なんでだ?!」

雪菜「なんでって……一緒にいたほうが寂しくないじゃない。あれー?この前買った包丁どこにやったっけ。」

シリウス「(そういう問題なのか……?)」

雪菜「リーマスー!この前買った包丁どこにおいたか知らないー?」

リーマス「あー、たしか右上の棚にしまってたと思うよ(ひょっこり)」

雪菜「あ、そっか。あったあったー。あと、」

リーマス「買った食器なら左下の棚だよ。」

雪菜「ありがとー、リーマスのが詳しいね。」

リーマス「13年間も一緒にいれば、ね(にっこり)」

シリウス「………くぅん(すりすり)」

雪菜「ちょっとシリウス、邪魔(きぱ)」

シリウス「リーマスと扱い違うじゃん(むすっ)」

雪菜「そりゃリーマスのが料理も出来て気もきくし。シリウスみたいに13年間連絡もなかったわけじゃないもん。」

シリウス「………(しゅん)」

雪菜「反省してるの?」

シリウス「……してます。」

雪菜「なら、お風呂の掃除してきてくれる?旦那サマ。」

シリウス「……!!(ぱぁ)おぅっ!まかせろ!(パタパタ)」

雪菜「どっちが旦那サマかわからないわね……(ぼそ)」



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13年ぶりの我が家にはある意味ヴォルさんより厄介な敵が住みついていた!(笑)


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