HP-Dustbin | ナノ
 




Welcome back -1-



雪菜「で?」

シリウス「(顔面蒼白)」

雪菜「13年前、いきなり家を飛び出て?そのまま捕まっちゃって?今更何の用があるのかしら、シリウス。」

シリウス「雪菜……その……あの、」

雪菜「面会も拒否?連絡も無し?そんな彼方が一体どうして私の家の玄関の前にいるのかしら?」

シリウス「(滝汗)ち、違うんだ、あれはその……お前に迷惑かけたくなくて……その、」

雪菜「私がどれだけ辛い思いしてたか知らないなんて…言わせないわよ(にっこり)」

シリウス「雪菜……ホント……悪ぃ(触れようと手を伸ばし)」

雪菜「(びくっ)」

シリウス「(ぎゅっ)」

雪菜「………何しにきた、のよ。」

シリウス「……会いに。」

雪菜「私が、13年も夫を待ってると本気で思ったの?」

シリウス「え、それって、」

雪菜「ていうか私を奥さんとして、まだ……認識してるの?」」

シリウス「当たり前だろう!お前しかいねぇに決まってる……会いたかった(ぎゅ)」

雪菜「……なら、どこ?(ぼそ)」

シリウス「え?」

雪菜「結婚指輪、どこ?」

シリウス「あ…(そういえば入れられる前に取られたまま……)」

雪菜「まさか、なくしたなんて言わないわよね?」

シリウス「いや……あの、牢屋入る前に取ら、)」

雪菜「取ってきて(きぱ)」

シリウス「で、でもお前そんな!(せっかく脱獄したのに……)」

雪菜「指輪見つかるまでいれてやんないんだから!」


バタン


シリウス「………(しょぼん)」


数時間後

リーマス「いい加減いれてあげたら?さっきからずっとあそこでお座りしてるよ?(苦笑)」

雪菜「ヤダ。私が13年間どれだけ寂しい想いしてたかわからせてやるんだから。」



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感動の再開がいつもあるわけではないですからね。


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