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フォックス視点


それは昼下がりのことだった。屋敷内でデータ整理を手伝っているときに、

「あぁあぁあぁ!」

と、いう叫び声が聞こえてきた。

バイト「マリオさんじゃないですか?今の」

マスター「そのようだね!」

マスターは手を(指?)止めない。

バイト「…私見てきますね」

フォックス「俺も」

データ整理はもうやりたくないので、バイトちゃんについていった。




マリオの許へ行くと、マリオが頭を抱えていた。小さくうめいている。

バイト「どうしたんですか?」

マリオ「…の……コ…」

フォックス「の…こ?のこ?糸ノコ?ノコノコ??」

バイト「糸ノコは絶対有り得ないと思いますよ…」

マリオ「俺のキノコ…」

フォックス「ああ、キノコかキノコがどうかしたか?」

マリオ「俺の…キノコレが…3つなくなっている!!」

………………………。

…キノコレ?

フォックス「(キノコレってキノココレクション?)
悪い、どうでもいいから俺桜の花びら数えてくるわ」

バイト「私は屋敷内にある蜘蛛の巣に捕らわれている羽だけの蜻蛉を助けに行きます」

スパパン!

たまたまあったハリセンで俺とバイトちゃんを叩く。そしてハリセンのじゃばら(叩くとこ)を持ち、

マリオ「それこそどーでもいいだろっ蜻蛉(とんぼ)って読めねぇよ!
しかもこの時期いないだろ!(※春です)
オマエラ真面目に聞かないと反対で殴るぞ!」

と持ち手の赤い部分を振り回す。

マリオは こんらんした!▼

マリオ「してねぇーよ!」

ドスっと持ち手で俺の脇腹を突く(?)

フォックス「グフッ……ゲホッわかった…ちゃんと聞く(なんで視点読めたんだ…?)」

バイト「私は戻りますよ…」

行ってしまった。

フォックス「…」

マリオはハリセンをポイ捨てした。いつもなら「ポイ捨て禁止」とかいうリンクが来なかった。

…あの野郎危機(面倒)回避だけは上手いな。

リンク談:「勇者だからね」

フォックス「で、キノコレがどうしたって?」

マリオ「3つないんだ!」

バイト「忘れているようなんで云っておきますが…」

フォックス・マリオ「!!」

戻ったんじゃなかったのか…?

バイト「マリオさん私に1つキノコくれましたよね?それは3つのうちに入ってませんよね?」

マリオ「……あ。」

フォックス「あ。じゃない」

どうせ他の2つもそんなんだろう。
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