ランスは メロメロになった!▼


視点なし


したっぱ@「ランスさまァァァもう俺むりですヤドンがしっぽ切らないでって云ってますうう!」

ランス「ヤドンは物を云いません。」

したっぱA「俺もですゥゥゥせつなげな目で見詰められてますこれじゃ手も足も出ねぇー!」

ランス「目潰ししてしまいなさい。」

したっぱB「なんという冷酷…!ならランスさまが私たちの代わりにしっぽ切ってくださいよ!」

したっぱ@「そーだそーだ!代わりにやってください!」

したっぱA「俺たちもう限界です精神が!」

したっぱB「ヤドン見たら涙が出てきます!罪悪感で押し潰されそうです!」

(したっぱたちは半泣き)

ランス「全く…役に立ちませんね。あなた方は今月減給です」

したっぱたち「その方がまし!」

ランス「なら今日アジトに戻ったら入り口のペルシアン像の隣に立って帰ってくる団員に大きな声で「おかえりなさい」と云う挨拶運動も追加」

したっぱA「またしても精神攻撃!」

ランス「声が小さかったらラムダのドガースたちと一緒に押し入れに閉じ込めますからそのつもりで」

したっぱ@「容赦ねぇ!」

したっぱB「ていうかアジトに押し入れありましたか!?」

ランス「お仕置きは押し入れって決まってます」

したっぱ@「いつの時代!」

ランス「貸しなさい」

ふに

ランス「!」

したっぱたち「?」

ランス「(この感触…なんという柔らかさ!)」

ふにふに

(ランスはヤドンをふにふにしている)

ランス「…………」

したっぱB「…ランス、さま?もしもし?…ヤドン重くないんですか?」

したっぱ@「ちからもちですね…」

ランス「(これのしっぽを切れと…!?私には無理だ…!よく見たらヤドン…だ、だめだこの愛くるしい瞳とさわり心地を傷付けるなど私には不可能…!!)」

したっぱB「やっぱむりじゃないですか!」

ランス「!?何故そのことを!」

したっぱA「…ランスさま、「この愛くるしい〜」から口に出てましたよ」

ランス「!!」

したっぱ@「まさかランスさまヤドンの魅力にはまったんですか?」

ランス「ちっ……違いますっ!断じてそんなことは…!私はロケット団で最も冷酷と云われた男ですよ!?ヤドンごときのふにふににはまるなど有り得ません!さあ仕事に戻りなさい!早くしっぽを切りなさい!私は表に出ています…終わったら云いなさい!」

(ランスはヤドンを抱えたまま井戸から出ていった)

したっぱ@「(ふにふににはまったんだ…)」

したっぱA「(ヤドンを連れていってしまった…)」

したっぱB「(ランスさま結局しっぽ切れないのね…)」




10.8.31

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