マスター視点


ぐにゃりと空間が裂け、話題の中心が現れる。

話題の中心にいたのにその本人達はまだ出てすらいない。

そういうものか?

現れたのは、黄色いネズミ…ピカ君より少し小さい。そして防寒具を着て、ハンマーを握る二人。

マスター「まずはこども組だ!はいっ自己紹介!」

「ピリリでちゅ。パパが参加してるって聞いたのでちゅ。よろしくでちゅ」

ピカ君より少し小さいピリリ君が挨拶。

「あ、ああのぼく…」

青い防寒具の子がぎゅ…と持っているハンマーを握りしめている。

「ハッキリしなさいよ!」

赤い防寒具の子が青い子の背中をバシッと叩く。

「ひっいた!」

防寒具の二人が自己紹介…出来ていないが。

「…ポポっていいます」

「あたしはナナよ!」

ポポ君と話すのは大変だった。私は…そんなに怖いのか?

ピカ「ピリリ元気か?」

ピリリ「パパー!」

ピリリ君がピカ君の所へ駆け寄っていった。微笑ましい。

ネス「俺はネスだよ。よろしく。そういえばマスター、さっき「まずはこども組」って云ったよね他にも来てるの?」

マスター「ああ!そうだ!!ふっふっふ…!このメンバーはすごいぞぉなん

ブンッ

空間が歪む。

「マスタアァァ!頼まれた奴連れてきたゼェ!!その名もっMr.ゲーム&ウォッチ!!」

テンション高っ!
それとタイミング悪っ!!

私はイキナリ現れた手(左手)に文句を云う。

マスター「クレイジイィィ!!お前なんでそういつもタイミング悪いんだ!」

テンション↑で返す。

クレイジー「ギャハハハ!タイミング悪かったかァそりゃァ悪かったなアァァ!!」

と、平手が飛んでくる。

私はそれを避け、ポカンとしているその場のメンバーに説明する。

マスター「あー…このテンション高い左手はクレイジーハンド、私の云わば半身!私が創造主だとしたら破壊神と云ったところか」

クレイジー「破壊神とはひでェ表現じゃネーかァ!ホントウだがよ!!ヨロシクな間抜け面どもォ!」

さらにポカーン…
これなら間抜け面と呼ばれても反論出来ない。

ぼてっ

桜餅が落ちてきた。

カービィ「やっと抜けた〜ぼく乱闘だったんだ!行かなきゃ!」

…行ってしまった。やっぱりカービィ君…だったかぁ…

マスター「で、そのMr.ゲーム&ウォッチ君は?」

話がずれる。ずれまくる。いや、ヅラはずれないけど。その前にヅラ使用者はいない…ハズ。うん、いないハズ。

クレイジー「おうしっ来やがれ!」

指をならすクレイジー。再び空間が歪む。

黒い平面の人が現れた。

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