3
マスター視点
…
……
………
バイト「?どうしたんですか?」
マスター「アレ?ビックリ箱じゃないのか?」
私は箱をのぞきこんだ。
ぼんっ
マスター「わっ」
のぞいたとたん、箱からぼんっという音と共に白い煙がもくもくと出てきた。
驚いている私の前にヒラヒラと紙が降ってきた。
バイト「…(がさがさ)」
バイト君が紙を読む。
バイト「…『不発』?と書いてありますね」
マスター「…」
こども組が増えるしちょうど5月だということで昨日、こいのぼりを設置してみた。空を元気よく泳いでいる。
だが、一番下のこいのぼりが何やらおかしい。
…帽子にハリセンが突っ込まれたマリオ君に見える。空を泳いでいるというよりは柱に縛り付けられているといった感じか?
そもそも一つ足りない気がする。あの一番上のこいのぼりもおかしい。
カービィ君みたいな桜餅もこいのぼりの口にはまっていた。
ま、気のせいだろう!
ネス「マスター!こども組集めてくれた?」
ネス君がやって来た。
マスター「ああ!こども組は二人…三人?連れてきたぞ!他にもまたメンバーを増やした。もうすぐ着くからそしたら呼ぶぞ!」
ゼルダ「ネス〜おやつよ〜」
ゼルダ君がピカ君とプリン君を連れてやってきた。
コリン君がいない。
マスター「ゼルダ君、コリン君は?」
ピカ「コリンならオッサンの隠し持ってたスーパーキノコクロコゲにして、キレたオッサンにこいのぼりにぐるぐる巻きにされて川に流されたぜ?」
マスター「そのマリオ君は?」
プリン「あそこにいますわよ?」
プリン君がこいのぼりを指差す(手で?)
あぁ…あれやっぱりマリオ君だったのか。
マスター「彼は…なんであんな状況なんだ?」
コリン君を流したなら大体予想はつくが…
ゼルダ「もちろんおばちゃんがこらしめたのよ!」
ほら。やっぱり…
マスター「ゼルダ君、コリン君は?」
もう一度聞く。
ゼルダ「それがね〜滝の方まで流されちゃって捜索不能なのよ!
滝壺辺りで浮いたり沈んだりしてないか心配だわ…」
まぁ、ゾーラのおめん持ってたから平気だろうけど、とゼルダ君は付け足した。
プリン「マスター、こども組は増えまして?」
マスター「おぉ、そうだった。いまネス君とそのことを話していたんだ。さっそく呼ぼう!」
私はいつもの様に指をならす。
パチン!
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