6
マリオ視点
それはすごかった。
Dr「ワタシが勝ったらキノピオ解剖させてクダサイねピーチ姫」
ピーチ「いいわよ〜」
クッパ「いいのか!?」
の会話で、その乱闘は開始された。
優雅なレインボークルーズで繰り広げられる乱闘…
ストック1の生き残り。
あの船…よく落ちないな。
なんでピーチはクッパにさらわれるんだろう、と思った。
クッパよりピーチのが強いように見える。ビンタが早い。残像しか見えない速度で繰り出されている。
加えてダメージも喰らってないし。
ってか白衣来ただけの俺なのに容赦ない…
ピーチ「白衣来てるマリオもステキね〜!」
フライパンでDrを殴る。金属的な鈍い音がモニター越しに聴こえた。言葉と行動があってない。
クッパがDrにつかみ攻撃をする。ピーチがラケットでクッパもろともぶっ飛ばす。否、チーム戦なので、クッパには当たらないが。
Dr「うぅ…容赦ないでスねぇさすがピーチ姫…」
崖に掴まりながらDrが呟く。
「流石」、だと。Drの世界のピーチも似た感じなのだろうか。
クッパ「全くだ。何故ワガハイにさらわれるのかわからん」
ピーチ「マリオが助けに来るからよ〜あらボム兵!」
ピーチはボム兵をとる。
ピーチ…うれしいけどそのボム兵は勝手に爆発するから危ない。
ピーチ「あら?動き出したわなんかカワイイわね。クッパも見る?」
クッパ「!?ワガハイはいい見ない!」
クッパにボム兵を差し出して断られた。そりゃそうだ。
ピーチ「そう?じゃDrのマリオに見せてあげるわ!」
と、崖から這い上がってきたDrにボム兵を渡す。
Drはもう頭がよく働かないのか素直に受け取る。
クッパがピーチの手をひいてDrから慌てて離れた。
船が沈む(?)ので先にある足場に移る。
ナイスクッパ!!
ピーチ「あら?なにかしらクッ…」
ドカン!
Drは流れ星になった。
ピーチ「なにかしらさっきの爆発!びっくりしたわね〜…きっとDrのマリオがなにか爆発物持ってたのね!」
クッパ「まぁ…爆発物は持っていたが…」
爆発物持たせたのはお前だぞピーチ…
乱闘終了。
こうして、ピーチ、クッパがメンバー入りを果たした。
Drは例の(俺が閉じ込められた)地下三階のお仕置き部屋に閉じ込められ、「もう変なクスリはつくりませんついでに医療ミスもしません」と15000回書かされたそうだ。
しかし出てきても全く反省していなかったのは云うまでもない。
おかしくなった奴等の解毒剤は俺が頑張ってつくった。その際、甘くないとヤダと逃げ回るリンクに苦戦したが皆正常になった。
マリオ「そういえばDr…」
Dr「なんでスかマリオ」
マリオ「お前がここに来るキッカケになった風邪ってもしかしてお前がつくったウイルスなんじゃないか?」
Dr「御冗談を…」
マリオ「…。だって…来てすぐあいつらの風邪治せるなんて…」
Dr「クク…」
Drは笑う。
Dr「いくらワタシでも、」
俺を見、にんまりしながこう云った。
Dr「世界を越えることはできまセンよ」
08.4.19
修正09.11.11
- - 以下広告 - -