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マリオ視点
Drの俺は部屋に入ってはカプセルを投げる、を繰り返した。
1時間もすれば皆風邪などひいていたとは思えない程元気になった。
俺は素直にDrの俺に感心した。
そして数日後異変が起こる。
俺が朝起きて食堂に行くとバイトちゃんが食事の用意をしていた。しかし、先程からずっと何かを包丁できざんでいる。覗いて見てみると海苔だった。もうきざみのりを越えている。
マリオ「………」
包丁なんかでよくきざめるなぁ…
ナビィ<ギャァァ!イヤァァア!>
ナビィの声。
駆け付けると、リンクがナビィを虫取網で捕まえていた。
リンク「光るチョーチョめっけアゲハにあげてルピーもらおう」
ナビィ<それはトワプリ!リンクは時オカでしょ!?蝶々じゃナイ!ナビィだよ!あっマリオ助けて!>
俺は目の焦点の合っていないリンクをたまたまあったハリセンで叩き、怯んだところで素早く網を没収した。そして縄でぐるぐる巻きにして廊下に放置した。
マリオ「大丈夫か?」
ナビィ<ありがとうマリオ…なんとか…>
続いてまだ海苔をきざんでいたバイトちゃんを後ろからハリセンで殴り怯んだ隙に包丁を取り上げまた縄でぐるぐる巻きにして廊下に運ぶ。
向こうから廊下を歩いてきたドンキーはいつもと同じように見えたが、手に持っていたのはバナナではなくテニスボール(硬球)だった。
一瞬バナナかと錯覚した。
俺はハリセンをドンキーにぶん投げ、吹っ飛んで壁に当たって落ちてきたところを捕まえ縄でぐるぐる巻きにする。
リンクが暴れていた。
リンク「マリー!きつい!イタイ!」
無視した。
ナビィと屋敷中を走り回る。
ネスは部屋の隅っこで膝を抱えて負のオーラが出ていて、プリンは食べ物のプリンをやけぐいしながら滝のように涙を流して泣いていた。
カービィは食べきれない、といい俺に食いかけの煎餅を渡してきて、ヨッシーはリーゼントかつらをかぶりだいぶグレていた。
ピカは穴を掘っては埋め、掘っては埋めを繰り返していて、フォックスはひたすらハエを追いかけていた。
ピカ「ワイはじめんタイプ苦手とちゃうんやー得意なんやー」
フォックス「あっこんにちは妖精さん!こんなとこで会うなんて奇遇だね!是非にょりぎっき薬の作り方を教えて欲しいな!」
もはやツッコミ処ではない。
皆をぐるぐる巻きにしたあと、無事な者は居ないか探す。
マリオ「なんなんだよコレ!?」
ナビィ<皆オカシイね…リンクはいつもだケド>
サムス「あらマリオ…」
声をかけられ咄嗟に身構える。
姐さんだった。
サムス「あなたは平気そうね」
マリオ「…姐さんか」
ナビィ<サムスも平気そうだネ!>
サムス「…ファルコンもマトモよ」
マリオ「マスターは?」
サムスは後ろを振り返る。見るとファルコンがマスターの指を縄でぐるぐる巻きにしていた。
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