5
フォックス視点
俺は今外にいる。なかなかいい木があったので寄り掛かってノンビリしていた…のだが。
先程から騒がしい。
フォックス「皿が割れる音がしたな…」
モニタールームからのようだ。ここから近い。
ガシャァン!
という窓の割れる音と共に赤と緑のオッサンが窓から吹っ飛んでいった。
どさ
近寄る。よく見たら赤い方はマリオだ。
割れた窓を見るとリンクが剣を鞘にしまっていた。
フォックス「おい…マリオ大丈夫か?しっかりしろ」
マリオを揺さぶる。
その時何処からか「ゴオォオォオ」という音が聴こえた。辺りを見回す。
遠くに青いものが見えた。すごいスピードでこちらへ来る。
早い。レーシングカーか?
俺のギリギリ真横を過ぎていった。あ、あぶなかった…
その際、赤と緑のオッサンを「ドカッ」とひいていった。
そしてそのまま屋敷に突っ込む。突っ込まれた場所はモニタールーム。
どさ
再び二人が地面に落ちた。
フォックス「………」
リンク視点
視点をちゃんとやってくれないので、マリーとルイージ(というらしい)を外へ吹っ飛ばした後、ピカが目を覚ました。
ドンキー「お〜ピカ起きた」
ピカ「ヒデェじゃねぇかリンク!ぐるぐる回されて気持ち悪くなっただろっうぇ…」
マスター「ピカ君ここではやめてくれ!機械がたくさんあるんだ!ガマンしろ!」
起きるなりピカは俺につっかかった。俺はバケツをピカに差し出す。
リンク「…竜巻じゃどうしようもないよ」
ピカ「バケツありがとよ、変なとこ気が利くな…っう」
オレが云いてぇのはそういうことじゃねぇよ、と続ける。
ピカ「うっ…おまえらオレが竜巻巻き込まれたとき見向きもしなかっただろ…」
リンク「そんなことは…、!」
俺はジャンプして天井に張り付いた。ナビィも慌てて俺の帽子に入る。
ピカ「なにやって…」
フォックス視点
すごい音がした。
フォックス「大丈夫か!」
と俺がモニタールームに窓から入るとリンクが降ってきて俺の側に着地した。無表情、平気そうだ。
ピカとドンキーは野生の勘かモニタールームを離脱していた。扉から様子を覗いている。
カービィは床にめり込んでいたので無傷。モニターの画面は割れていた。機材もめちゃくちゃ。もう新調しないとダメだろう。
マスターだけはマスターのくせに盛大に突っ込まれた様で、また少し黒く焦げている。
青いマシンから人が這い出てきた。
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