マリオ視点


…朝。
俺は目を覚ました。伸びをする、と腹がなった。

マリオ「腹減ったな…」

そういえば疑問が浮かぶ。あの手袋…じゃねーやマスターって料理とか作れるのか?それ以前に、飯、食うのか!?

…恐らく朝食は誰も用意してはいない。

そう思った俺は、身支度を整え、部屋をでる。

ズルッ

マリオ「!!」

ずしゃ。

こけた。

バナナの皮が落ちていた。どうやらコレで滑ったらしい。

…バナナで本当に滑るんだな…

なんて思っていたら

「悪い悪い、大丈夫か〜?」

というゆっくりした声がした。
ああ、大丈夫…と云おうとして振り返るとゴリラがいた。しかも見覚えのある…

マリオ「…ドンキー…お前も来てたのか」

起き上がりながら云う。

ドンキー「おお、マリオじゃないか〜久しぶりだなぁ〜」

とバンバン背中を叩いてきた。

マリオ「いてぇよ!
…それより食堂知らないか?あのマスターとかいうやつから説明とか聞いたか?」

俺は、食堂を探すため歩き出す。

ドンキー「食堂なら一階だぞ〜説明は聞いてない〜」

とのんびり返す。

ここは二階だ。三階は建設中らしい。外から見たらなんでもないのにな。

マリオ「そういえばおまえ…バナナの皮捨ててんじゃねぇよ」

ドンキー「だぁから悪いって云っただろお〜?」

あーまたボケかよ。




食堂に着いた。かなり広い。っていうかこの屋敷デカイ。
何かいいニオイがする…
まっすぐキッチンに向かう。

ドンキー「マリオ、俺することあるか〜?」

何気親切。

バナナ食ってろ、と言い残しキッチンのドアを開ける。

ガチャ。

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