6
マリオ視点
…朝。
俺は目を覚ました。伸びをする、と腹がなった。
マリオ「腹減ったな…」
そういえば疑問が浮かぶ。あの手袋…じゃねーやマスターって料理とか作れるのか?それ以前に、飯、食うのか!?
…恐らく朝食は誰も用意してはいない。
そう思った俺は、身支度を整え、部屋をでる。
ズルッ
マリオ「!!」
ずしゃ。
こけた。
バナナの皮が落ちていた。どうやらコレで滑ったらしい。
…バナナで本当に滑るんだな…
なんて思っていたら
「悪い悪い、大丈夫か〜?」
というゆっくりした声がした。
ああ、大丈夫…と云おうとして振り返るとゴリラがいた。しかも見覚えのある…
マリオ「…ドンキー…お前も来てたのか」
起き上がりながら云う。
ドンキー「おお、マリオじゃないか〜久しぶりだなぁ〜」
とバンバン背中を叩いてきた。
マリオ「いてぇよ!
…それより食堂知らないか?あのマスターとかいうやつから説明とか聞いたか?」
俺は、食堂を探すため歩き出す。
ドンキー「食堂なら一階だぞ〜説明は聞いてない〜」
とのんびり返す。
ここは二階だ。三階は建設中らしい。外から見たらなんでもないのにな。
マリオ「そういえばおまえ…バナナの皮捨ててんじゃねぇよ」
ドンキー「だぁから悪いって云っただろお〜?」
あーまたボケかよ。
食堂に着いた。かなり広い。っていうかこの屋敷デカイ。
何かいいニオイがする…
まっすぐキッチンに向かう。
ドンキー「マリオ、俺することあるか〜?」
何気親切。
バナナ食ってろ、と言い残しキッチンのドアを開ける。
ガチャ。
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