なかない子
泣かないからって、強いわけではありません。
泣けないからって、冷たいわけでもありません。
泣かないのには理由があるし、泣けないのにも理由があるのです。
嬉しくても悲しくても、じっと感情を押し込めて柔らかに笑う術をいつのまにか習得してしまいました。
たった二文字を消し去るために、私は泣かない子になりました。
あなたと私は友達。
だから…、だから泣きません。泣けません。
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