流れとはいえ、当初じゃ考えられない状況になっていると思う
初めはこの世界に来ている事はこの学校に来るまで知らなかったし
知ってからもまぁ関わる気はなかった、俗に言う傍観者で居たかったんだ
関わる気はない、けど皆を見ていたいなんて思った。結局私は一ファンみたいな感じだったのだ
でも今じゃ皆をあだ名で呼んでマネージャーなんてやってるくらいだ
初めは嫌なんて思った、何故かレギュラーに関わることが多いと、でも一度気にし出したら止まらないんだ、話しかけられたら素っ気なくなんてできないし
というか嫌われるのはあんまり好きじゃないしね…皆平等に接してるよ、多分ね
兎に角今じゃテニス部の皆が大好きで、私も皆の役に立ててるのかななんて仲間意識までできちゃってて
でもそんな自分も悪くないなんて、やっと思えるようになったのに・・・なったのに
「初めましてぇ!宮野明日です!」
いや、可愛いんだよ・・・・可愛いんだけどね、なんかブリッ子の様な気がする
…あれ?でも私の辞書には可愛いから許すという言葉があったはず。
これも許されるのか…?
「宮野の席は…涼宮の隣だ」
「っへ?」
思わず呆けてしまったが彼女は驚いた私を見てわかったのかこちらまでやって来て席に着いた
「よろしくね…涼宮さん?」
「あ、私涼宮刹那って言うの、よろしくね」
「うん!よろしくぅ!」
…んー元気はいいし普通に可愛いけどなんか違和感を感じるんだよね
というか初日早々にブンちゃんとハル君に熱い視線を送っていたのはカッコよかったからなのか、もしくは…
(私と、同じか・・・)
もし彼女がミーハーな逆ハー補正付きの子だったら困るなぁ…私が←
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bkm