「はい、ドリンク」
「サンキュー」
いつもと変わらない朝練、
これが終われば教室にいって明日に会えるなとか思いながら部活をしてたら部長の幸村くんに怒られた、邪念察知できるとか凄すぎだろぃ
んで一試合終わったとき、いつもみたいに刹那がニッコリ笑ってドリンクを渡してきた …いつもみたいに?いやマネージャーなんだから当たり前か、というかなんで刹那マネージャーやってるんだっけか?
てかなんで俺名前で…
「なぁ刹那」
「なに?」
「いや…悪ぃなんでもない」
「??へんな丸井くん」
なんで話しかけてしまったんだろうか、というよりも彼女が俺のことを苗字で呼ぶ事の方に違和感を覚えたのだろう
そう思っていたら刹那がふと思い出したように言う
「真田くんとかには注意されてるけど、もう少し糖分取った方がいいよ丸井くん、動き鈍ってたよ」
そういってガムと一緒にすぐ食べれる一口チョコをくれた
もらった瞬間、何故かすごく懐かしい感じがした
「あ、みんなには内緒だからね」
「おう」
そういうとまたニッコリと笑って別の部員のところに駆けていった
いつもの光景なのに、すごく懐かしかった
何がといわれると説明しづらいけど、俺の中で変わっていた何かが戻った気がした
「刹那、いっつもこっそりくれるよな」
教室でもいろいろもらってるし…そこまで考えてハッとした
いろいろもらってる?明日といるのに?
そう思ったとき、抜けていた記憶が戻ってきた
そうだ、俺…刹那のこと ―――
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bkm