「緋蝶ちゃんおはよう」

「あ、おはよう」


ニッコリ笑う緋蝶ちゃんは女のウチから見ても羨ましい位にめっちゃかわええ。
妬みとかとはちゃう、純粋に可愛いと思う 
彼女と同じにクラスになる前から可愛い思うて、機会があればお友達になりたいなぁなんて考えとった。

そして転校生が現れて私の気持ちは強くなった。
転校生の宮野さんは確かに可愛い部類には入る、でも正直な話緋蝶ちゃんより下やし裏で悪口言うてるけど賛同しとる奴なんかおらへん 
今は陰口ですんどるけど表だって何かしだした時ウチは守ってあげたいって思ったんや 

ああいうタイプは絶対行動に起こすはずやし…それで気づいたら話しかけとった。
友達からはいつの間にか仲良くなってて羨ましいと言われる 

正直ちょっと優越感に浸った。
やって皆の憧れの的の緋蝶ちゃんと先に友達になれたんやから 
でももし何かあった時はほんまにウチだけじゃ対処しきれんはずや 
だからといって集団で呼び出しとかはあからさまやしウチもそういうやり方は好かん できることなら穏便にさり気なく守ってあげないと


そう思って私は友達とどうすればいいかという相談に力を入れるのだった…いうなれば緋蝶ちゃんの親衛隊のような気分で







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