「っ…あ、あの、冷泉さん」
「へ?」
不意に廊下で話しかけられて振り返ったらあら不思議、
うちのクラスの滅茶苦茶可愛い月島梓ちゃんが私に話しかけてきてるじゃありませんか。
え、なにこの状況
「宮野さんになんかされたりしてへん?」
「え?うん大丈夫」
「そ、そか…ならええんやけど」
…なんというか、なにこの優しい美少女ぜひ友達になってくれと言いたいが言えない。
だって私はチキンだからさ…
「何かされたりしたらウチに言うて!」
「あ、ありがとう梓ちゃん」
「!」
「!?」
驚かれたことに私が驚く、ホントビビりでごめんなさい
チキンでビビりって…完璧なる挙動不審者に見えそう…
「えと、名前…」
「あ、名前呼びダメな人だった?」
「ううん、あのな…ウチも名前で呼びたいんやけど…」
か わ い い
なにこの可愛い生き物。
私とはかけ離れてるなおい…名前で呼びたいんだけどの一言でこの可愛さよ
なにこれほんとー言葉にできない、というか美人の関西弁ツボだ…あ、やばい私変態っぽい…
「全然いいよ!」
「お、おおきに緋蝶ちゃん!」
そしてクラスで更に癒しという名の友達が出来たわけである
…今までなんとなく流れてきた私であったが転校してきてようやくまともな女友達ができた気がする!
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