「あ、千里くん、また会いましたね」

「緋蝶、相変わらずむぞらしか」

「む、むぞら・・・?」

「可愛いっていみたい」

「か、かわっ・・・!」


ヤバいこれで3人目だ!と思ってる緋蝶の衝撃など知らずに彼はニコニコと返す
まるで小動物のように慌てる彼女はジブり仲間の緋蝶、こげんにむぞらしか子は初めてみたとよ


「えっと…ぁ、今日テレビでナウシかやるよね!」

「そうったいね、予約はもちろんリアルタイムでみるったい」

「うんうん、テト可愛いよテト、そして私もナウシかになりたい」

「あぁ、緋蝶なら似合いそうったいねぇ」

「え、似合うかどうかは分かんないけど…うーん」


どうなんだろうと首を傾げる彼女はおさげにしてシータ役というのが一番シックリくると思う 
俺なら…いや、緋蝶しっちょる奴なら彼女が空から来たらこっちからジャンプしてでも捕まえるやろうな
…あぁ、ムスカ役でも緋蝶がシータなら喜んでやれると思ったい!


「千里くん・・・あ、あのさ・・・」


考えを中断した緋蝶の声に彼女を見やると何処か恥ずかしそうに俯いていた、時折言いにくそうにちらちらと此方を見ている


「えっと、えっとね…こんな事友達に言ったら馬鹿にされると思って言えなかったんだけど…」

「ん?」

「ト…トト○、一緒に探しに行きませんか!?」


意を決したと言う様に勢いよく言って来たその言葉の意味を理解すると思わず笑みが零れる 
この…むぞらしか生き物、一体……!?トト○よりもめずらしか存在なんじゃなかと!?


そう思い混乱する思考を一時頭の隅に追いやり笑顔で言葉を返す


「もちろんったい!俺ん方から誘おうと思っとたき、丁度よか」

「ぇ、あ…良かった!皆に言ったら居ないって否定されそうで…」

「信じない者はトト○には出会えないばい」

「だ、だよね!信じる者は救われるよね!」


そう言って目を輝かせてくる緋蝶、だから何度言わせれb(ry


―― この後近くの森にトト○探しに行こうとしたところを白石達に止められたけん・・・トト○探しはまた今度たい



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