「あ、ごめんちょっと先にここ見ていい?」
「まぁええけど…って」
小物とかが売ってる雑貨店を指さすと珍しく驚いたような表情の彼
「ちょっと、何その顔」
「いや、お前にそないな可愛いもの精神があったとはて思ってな」
「酷!私も女の子だから、普通に可愛いもの好きだから!」
むっとしつつも店内を回る、やっぱり可愛いものに囲まれてると幸せになるというか、テンション上がる
「んー、あ、これお母さん好きそう」
「タオル?」
「うん、私のお母さんタオラーなの」
「は?」
「タオル集めるの好きらしくて、こういうの見ると生き生きしてるというか」
「なんちゅーかまた、稀なタイプやな…」
不思議そうな表情を浮かべる財前くんに私は苦笑しつつタオルを見る、一つ位お母さんに買っていってあげようかな
なんと言うかタオルを目の前にしたお母さんはホント女の子って感じだよ、凄いはしゃいでるとかじゃなくてオーラが違うというかね
「あ、この入浴剤は…!」
そう思っていると隣に入浴剤コーナーを発見
「…お前は入浴剤集めが趣味なんか」
「いや、そういう訳じゃないけどどっちかというと入れたいタイプです」
そうやってみてるうちに私は巡り合ったのです、本日一番の代物と
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