『声出ない+微熱、多分現在進行形で上がってると思われる。なので多分後2日くらい休む』
「嘘やろ」
『嘘じゃないし、結構辛いんだから…というか来てくれてありがと』
最後は今はやりのツンデレとか風にデレてみたよ!
まぁお前キモとか言われたら凹むけどね
「別に、お前居ないと調子狂うだけやし…」
『あれ、スルー&デレ返しされた)…でも、学校サボりになっちゃうけど』
「東條に言っといたから平気や、俺の心配より自分の心配せぇや」
「…(コクリ」
え、なにこれ怖い。
財前くんがツンでもクーでもない 普通に優しいとか珍しすぎる
・・・あ、流石に病人には強く当たれないのか、あーやっぱり優しいねイケメンめ
『…でもずっと居たら風邪うつっちゃうよ?』
「アホ、そない軟な身体しとらん」
『そっか』
「…いいから病人が何時までも起きてんなや」
『でも財前くん暇にならない?』
「…気にせんでええ言うとるやろ、はよ寝ぇや」
『わかった、じゃあ一個お願い』
「?」
…ヤバい、打ってしまった。
伝える気なんてなかったのに、絶対なんだこいつって思われるじゃん!
でも何時も私だって財前くんの髪撫でたりとかしてるし変に思われない…よね?
あぁ、もう変に思われても一時期の気の迷いって事にしておこう、ほら病気の時って人肌恋しくなるし!
『寝るまででいいから、手繋いでてほしいんだけど』
「……」
あー流石に引かれたかな
うわぁ、行き成り何言ってんのこいつとか言う目で見てきたらどうしよう
と思ったら携帯が取り上げられて枕元に置かれたかと思ったらその手をそのまま握られた
え、なにこれ
「…何見てん、はよ寝ろ」
何だかんだで2回も寝ろって言わせちゃったなとか思いながら掛け布団を引っ張り上げて顔を少し隠す
熱ちょっとあって助かった…頬赤くなったのバレてないよね?
何か分かんないけど今凄い嬉しいって思っちゃった…これなんなんだろう
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