マネージャー業



「それと並行してはるかちゃんと刹那ちゃんも立海と四天に持って行ってくれるかな?」
「わかった!」
「了解」

皆・・・勝手にしきってるのにもかかわらずなんていい子たちなんだ
…刹那ちゃんも私とタメなのに普通に指示聞いてくれるなんて…なんか申し訳ない 

そう考えている緋蝶に刹那は微笑みつつ口を開く


「流石、慣れてるね」
「そんな事無いよ」


普段からやってるから何やればいいかわかるだけだろうし…

「取りあえずそれが終わったら今日はやる事ないから応援とか、頼まれた事やればいいと思う」

掃除も洗濯も初日だからやる必要はないし・・・

「どうしても君達男子は労働になっちゃうんだけど…ごめんね?」

球運びとかは男子の方が力あるし大丈夫かなと思ったんだけど
…コート整備は体力づくりという事で皆が自分たちでやるらしいし

「大丈夫ですよ!な、お前ら!」
「うん!」
「皆頑張ってるんだ、僕等が弱音なんて吐けないよ!」
「…ありがとう」

正直に思う、この子達純粋でいい子だなと 
私からすると精神年齢的に中学生を上から見てしまうんだよね 
前の所から+すると私18歳だからね、精神年齢

「最後に桜乃ちゃんと朋香ちゃんは昼時…11時40分までに食堂に来てね、私と昼食作るから」
「「はい!!」」
「夜ははるかちゃんと刹那ちゃんと私ね」
「緋蝶ちゃんってば両方担当で疲れない?」
「大丈夫、初日だから両方着くだけだから。明日からは分担するし」

そう言うとそっかと皆表情を和らげた 
皆の試合とか体調も見たいけど、監督が全面的にあっちについてるから大丈夫だろう 

こっちはこっちで雑用がやりやすい状況になってるから裏方を頑張ればいいかなと思う 
そしてそれからは皆上手く連携して作業をすることが出来た、
私自身こんなこと初めてだったから結構楽しかった


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