到着2


「ミーティングの前に各校の部長は荷物を置き次第すぐに会議室に来い、以上だ」


それだけ言うと跡部は颯爽と去っていった…え、それだけ?事前に連絡しとけばいいのに!!
そう思ったのもきっと私だk・・・いやこれは私以外にも考えてる人居るでしょ!
というかそれだけなら跡部だけこいよ!何で他の人達来たんだよ!

……駄目だ、四天宝寺来てからツッコミ体症候群が...私意外は何も思ってない訳?
ちらりと周りを見渡したら謙也がプルプルして何で全員でくるんやとか呟いている…結構近くに同士が居たものだ

そう思いながらも部屋に荷物を置くために私達は移動する

「緋蝶連れてったらアカンの…?」
「いや部長だけって言ってたでしょ」
「い、嫌や…俺死んでしまう」

無理だといいながら後ろから抱きつく白石、歩きづらそうだが緋蝶は特に気にした様子なく話す

「その短時間で死んでたら毎日死んでることになるよ蔵ちゃん」
「あぁ緋蝶の愛が痛い…」
「…合宿の間は何時も以上に会えるから私は我慢できるよ」

そう言うと今までテンションが沈んでいた白石が一瞬にして笑顔になった
緋蝶からは見えなかったけど空気であ、笑ったなとなんとなく把握できた

「緋蝶…!!」
「よしよしわかったら荷物置いて会議室にいってらっしゃい」
「おん!」

そんな様子を数歩後ろから傍観していたレギュラーは…

「…緋蝶、白石の扱いを完璧にマスターしとる…」
「流石緋蝶ちゃんね!愛の力って凄いわぁ〜!!」

と白石のベタ惚れと緋蝶の扱いのうまさを再確認していたのだった


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