到着


「コシマエー!」
「…アンタ、名前覚える気ないでしょ」
「こら金ちゃん、先走るんやない」

バスを降りるなり青学の一か所凹んだ背丈に突撃する金太郎に白石は呆れながらも引き止める
リョーマがダルそうに溜息をついてから後ろから手塚が現れた

「久しぶりだな白石」
「おん、お久しぶりやな手塚くん」

やはりこういう場合は部長同士の話し合いが最初なんだよね、きっと 
なんて思いながらもその光景を眺める
青学のメンバーに交じって見慣れた女の子2人に男の子3人…これは非常に助かるね

ちなみにオサムちゃんは監督同士の話と言う事で別室に向かって行きましたよ←
今回はまぁ当然と言っちゃ当然だけど、跡部の別荘で合宿を行うことになった
相変わらずのお金持ちっぷりに感心していた所でふと手塚の声が思考に割り込んできた

「後は立海がくれば全員揃うのだが…」

そう言った時に後ろから蜂蜜色のジャージを来た人達が入ってきた…立海だ
あぁ、なんか美人のお姉さまがいらっしゃいますけど…?お話ししてみたいなぁ・・・!
というか神の子さん、そのジャージやっぱり何でくっついてるんですか
なんて気を取られていたら幸村がブレそうにない笑みを見せた

「すまない、俺達が一番最後みたいだね」
「いや、俺らも今来た所やし気にせんでええって」
「来たか、お前達」

立海がついてすぐにタイミングを見計らったかのように跡部が現れ、
その直後に藍色のジャージの氷帝の皆も現れた
あ、一番最後に入ってきた女の子可愛い!あの子とも是非お話したい!!

「20分後に会議室でミーティングだ、それまでに部屋に荷物を置いてこい」

跡部直々の説明・・・だと!?
と思ったのは私だけだよね、わかってるよ、うん・・・



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